2004年3月27日

JCRC第一戦日本CSC

昨年の勢いを持続させて飛躍させるべく目標は大きく"優勝"でした。普段のチーム錬でもそれなりに踏めるようになりつつあったし、レース2週間前にスキップで気合を入れ直して良い感触も掴んでいるはず。その後に天候不順や体調・仕事の関係で乗れなかったのは事実ですが、それまでの練習の力を発揮できれば表彰台はいけると自分でも思っていました。

本日はレースが無い (肋骨骨折でも練習会に参加する) ハミルトン藤井号にピックアップして頂き、修善寺に出発。お大尽コースの東名→小田厚→箱根ターンパイクで現地には7時半前に到着。Cクラスのスタートは10:50と時間は空いているが、今回はなんと言っても10年近く前に一般開放時に乗った時しか経験無い順周りなので、早めにコースに入って試走せねばいかんです。
試走してみると1号橋を過ぎた登りは思ったよりもきつくないが、2号橋を過ぎて心臓破りの後半、秀峰亭直前とその後に長者が原のコース最高点に向う坂が結構勾配がきついです。また逆周りの場合は坂も一定の勾配が続きますが、順周りの場合は坂の途中で勾配が変るのでより乗り方が難しいように感じました。自分の体調は脚の回転がいつもよりも悪い感じですが、練習出来ていないのが良かったか、踏みこみは強くいけそう。しかし、全体的に脚にふわふわ感があって多少頼りない状態。
今回はホイールの選択で悩みました。いつも練習で使っているWH-7700か、ZIPPディープリムか。登りが良い感じでいけそうならZIPPで勝負してみたかったのですが、そこまでの度胸は無し。結局前輪はWH-7700、後輪はZIPPにしました。結論から言うとやはりZIPPは登りが重要なレースでは慣性モーメントが大きすぎて踏みこめないです。かなり古いのでホイール全体も剛性が落ちている感じもあります。もう平地オンリーのレースでしか使えないかも。

試走してからチーム物見山の人達の何人かに御挨拶に行きます。同級のマリアの宮崎さんも近くにいたので御挨拶。それから先に行われるZ/S/A/Bクラスのレースを観戦。AクラスでJCRC初参戦の佐々木(伸)が2位になって気分良くなりますが、自分のレース時間になるにつれて「次は岩佐さんね」なんて言われて徐々にプレッシャーがかかります。気温も高くなってきてアーム/レッグウォーマー無しでも良さそうな感じになってきました。しかし、まだ脛毛を剃っていないボウボウの脚を晒すわけにはいきませぬ(^^)。少し暑いですけど、40分弱で終わるレース、何とかなるでしょう。

そうこうしている内にCクラスの召集。緊張感が高まってきました。今回のレースでも事前に出走者の査定作業を行っていないので誰をマークして良いのか分かりませんが、展開に応じて対応するしかないでしょう。でも展開が変るのは一旦集団が落ち着いてからになると思っていました。しかし実際は・・・
ローリングスタートで1号橋を過ぎるところまでバイク先導がつきます。橋を過ぎた頃に右コーナーのイン側から集団の前のほうに位置を移動。登り坂になって先導バイクがいなくなったと同時に一気にペースが上がり、いきなり坂の中盤から抜け出しを計る動きがあります。すぐにその動きを封じるために反応。直後にまたしても違う人が逃げようとします。それにも反応してペースを落とさせます。そんな状態が心臓破りの中程までに4,5回あり全てに反応していましたが、恐れていた秀峰亭直前で更に強力なアタックが。これには少し遅れながらも何とか前4人に着いて行きます。そして長者が原の最後の急坂で更に前のペースが上がったのには付いていけず10秒弱、遅れます。ここからは1号橋までの長い下り。先頭は1人で逃げの体勢に入り、後ろ3人はローテーションをしながら先頭を追っています。こちらは1人で前の3人の集団から遅れまいと必死の追走。ここで1周目通過。9分25秒。昨年の逆周りの時よりもかなり遅い、遅すぎます。最初の何人かの揺さぶりに全て反応した事によって疲労してしまい、却ってラップタイムが悪くなったのかも。まさか1周目から集団も出来ることなく展開するとは考えてもいませんでした。
とにかく最低でも前に見える集団に追いつかないといけません。1号橋を過ぎた坂の途中でZクラスで出場の後藤君から「前にはすぐ追いつけ!着け!もっと踏み込め!」(多少誇張あり) との暖かい言葉を掛けて頂きましたが、それに合図する余裕は全くありません。それでも何とか心臓破りの前半で前に追いつきました。せっかく追いついたのに、そのまま離れては意味が無いので秀峰亭前の急坂は泡を吹きながら集団のケツにしがみつきますが、その後の長者が原で再び遅れてしまいました。2人を見送り、集団から遅れた2人で4/5位集団を形成。前2人とはやはり10秒弱離れて2周目終了。ラップは9分35秒でした。
3周目になって前の2/3位集団との差も徐々に開き始め、心臓破りで前を追うのは諦め。後ろは十分に離れているみたいなので後はこの2人で落ち過ぎないように。登りは向こうのほうが早いが、下りはこちらのほうが早い。ゴールは下りなので、登りで離されなければ何とか前は押さえられそう。それまでの周回でかなり疲労感いっぱいだったが、前を追うのを止めたので気分的に少し楽になったからか、この2人の勝負でも目処が立ったからか、何とか登りでも遅れ過ぎない程度についていける。3周目は10分1秒。
最後の周回では相手も登りと下りのお互いの相性に気付いたようで登りでは警戒してか、前に出てこない。多分、最後の長者が原で一気にペースを上げる作戦でしょう。そしてやはり最後にペースをあげられるが、ここは予想通りだった事もあってほとんど差をつけられずに下りへ。ストレートに入って一気に横へ出て踏みこみ、そのままゴール。最後の周回は10分2秒でした。合計で39分4秒。レース前に目指していたのは38分以内ですから1分の遅れ・・・

結局、先頭とは何と2分30秒も遅れ、2・3位集団からは1分12秒の遅れ。先頭はSクラス中位以上の脚力と思われるので現状の自分では敵わないと思われますが、しかし当初の目標通りの走りであれば2位争いには加われたはず。入賞はしましたが、自分の不甲斐ない走りに情けなさを感じます。
今年のJCRCでは3位までは強制的に昇級ですが、4−6位は1つ上のクラスへの参加資格を得ただけで実質は昇級していません。という事は次回はB/Cクラスのどちらも参加可能になります。次にクラス優勝を狙うために残留しようかとも思いましたが、次回は得意 (と自分で思っているだけ) の群馬CSCなので激戦のBクラスで参戦しようと思います。


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