2007年4月22日

JCRC第三戦日本CSC

結果 (8周)8位(1:18:12.467、10.309sec遅れ)/35人出走

前回の修善寺レースでようやくAクラスへの参加資格を得た。なのでその資格を使ってAクラスに初エントリー。今までの長かったBクラスでは面子もある程度判っているし、新顔が来てもある程度は脚力が読めたけど、今回はその意味では少し不安。でも何とか展開次第で勝負をかけたい心持ち。
本当は通常のBクラスレースでこの参加資格を手に入れたかった。でも修善寺は登りが相当に強くないと勝負に絡めないし、群馬では(過去の経験から)なぜか私の逃げを許してくれないので最後のスプリントだけで決まってしまう、という状況の中で八方手詰まりだった事を考えると環境を変える意味でも前向きに考えたいものです。
コース的にさほど厳しくない群馬CSCのZクラスよりも日本CSCのZクラスでの同一周回のほうが難易度は高いし、様々な展開も期待できるはず。

朝1のレースに参加する川本さんとJCRC初参加の山下さんを拾って群馬CSC着は7時過ぎ。前日まで懸念されていた天気もとりあえずは問題無さそうな空模様です (結局、途中に晴れ間も覗いたほどの好条件がレース終了時まで続きました)。
でも〜今回の私のレースはスタートが12時半過ぎ。まだ5時間半もあるよ。まだAクラスはエントリーすら受け付けていない。旧知のBクラス参加者に「もうすぐAに行くから待ってろ!」などと脅され(?)たり、同じように午後レースなのに早く来ているS/Aクラス参加者の知り合いを探して雑談したり、レース観戦 (集団内の位置取りを考えないといけませんね>川本さん) してもまだ時間は余りまくっています。
観戦したどのクラスも小幅な動きはあったものの最後は集団ゴールで平均速度も37Km/hオーバーが続出して結構速いです。ここ数年の特に下位クラスのレベルアップ傾向がはっきり見えます。Eクラスの入賞者でも展開次第ではS/Aクラスの集団ゴールは十分に可能でしょう。

そんな分析をしてもまだ自分のレースまでは時間がある。仕方ないので10時半まで車の中で少し仮眠。Xクラスのレースを終えた山下さんが戻ってきてから少し歩いて体内時計も覚醒させつつ受付を済ませる。チームジャージに着替えてスペシャ・ターマックをローラー台に設置したのが11時半。周囲では午後レース組が徐々にアップを始めています。20分のローラーで十分に汗をかいてから日焼け止めをむき出しの生脚、生腕そして顔に塗って召集地点に向かう。
コース上はKクラス(小学生)のレースが一通り終わって係員以外は誰もいない・・・お互い初めてのAクラス参戦の橋本さん@ヤマダレーシングと「どんな展開になるのかなあ」と話しつつコースインの合図を待ちます。が、しかし、予定時刻を過ぎても一向に始まる気配が無い。ようやくコースインしたのは予定の15分遅れ。気温は20℃弱程度(?)だったこともあって待っている間に体が冷えてしまうような大きな問題はなったのは良かったけど、この間の事務局からの事情説明は一切なし。レースの運営には一切タッチしていない、参加するだけの立場なので大きな声で文句は言えないけど、何かの説明があったほうが良かったかな。

最初にSが、2分後にミヤタやBS飯島選手を含むSSクラスがスタートして30秒後にAクラスも8周のレースがスタート。レース前の予定では前半は集団内に留まってチャンスがあれば後半に勝負をかける予定でしたが、あんな展開になるとは。

スタート直後に一人が猛ダッシュして行ってしまうのに妙に集団の速度が遅い。下りで何もしなくても自然と集団前方に追い出されてしまう感じ。あのアタックが最後まで続くとは思えないので大人の判断で皆さん自重しているんでしょう。それにしても遅い。ゴンドラ下からの短い登りが続く区間ではとうとう集団を私が引っ張る形になってしまう。いくらなんでも前に出るのが早すぎるので、ペースを落としても誰も前に出てこない。まさか最後までこんな展開?と、ここで感じた嫌な予感が的中してしまうことに。
最初に逃げた彼氏は心臓破りの前に吸収し、そのまま集団はあっさり淡々と周回を進める。1周目は9分28秒、2周目は9分34秒。それでも誰も何も動かない。さすがに3周目に入ったホームストレートで一人がアタック。それにたかだフレンド氏が反応。ここはあえてすぐには追わずに少し離れてから追いかけるつもり。で、集団の前方で様子を見ていたら前が垂れているよ。これでは集団の活性化にはならないかも(泣)。
ここで逃げの人数が増えればもしかすると決まるかも?と当初の予定を変更してここから攻める戦略への変更を大決定。ヘアピンに向かう下りの中盤で一気に踏み込んで集団から抜け出す。最初に動いた人をパスしてタカダフレンド氏を追う。ゴンドラ下からの登り返しで彼氏に追いついて一声かけてからローテーションしながら進む。心臓破りに差し掛かって左カーブを曲がりながら後方を見ると集団が猛然と追ってきている。やはり逃がしてはくれないのね。2人で「一旦集団に戻ろう」と意見の一致を見て心臓破りの右カーブの手前で吸収される。これで集団が活性化するかと思ったけど、またしても元の淡々ペースに戻ってしまったよ(大泣)。9分46秒。

ここまで集団の前々で走っていたし、先の逃げでそれなりに脚を使ったので次の周回は集団内に潜伏してみた。いやこれは快適ペースですねん。この中にいたらほとんど脚を使わなくても周回を重ねられるよ。この周回の平均心拍はそれまでよりも20bpm近く下がっておりました。9分57秒。
徐々にラップタイムが落ちてきてパンク以外の集団からの脱落者は皆無に近い状態。そんなフラストレーションが次第に高まってきた5周目のゴンドラ下で定石通りに橋本さんがアタック。すぐに20mほどの差がつく。誰か追ったら前を抑えよう、と思ったが誰も追わない。それどころか更に集団のペースが落ちたようで普通に走っていたら集団の先頭に出てしまったよ。これなら彼氏の逃げに有利になる、と思ったら今度は橋本さんが戻ってきちゃったよ。実はこの頃から後輪がスローパンクしていて無理できなかったみたい。かなり決定的なチャンスだったのにもったいなかったです。9分55秒。

6周目になってからアタックのチャンスを伺いながらの走行になる。集団内でも同様の考えがあったのか更に牽制があって10分8秒。
7周目のホームストレートの管理塔前を過ぎた辺りで私が渾身のアタックを開始。単独で下り始めると後方から先程のたかだフレンド氏他2名が追いついてきた。ここで一緒にローテーションしてまわせればよかったけど残念ながらそうはならず。まあその展開は予想できたので追いついてきた彼らがヘアピン過ぎで吸収されてもあきらめずに一人で逃げる。これで集団が牽制に入ってペースが落ちることを祈りながらペダルを踏む。
しかしそのあがきも結局心臓破りで潰れる。嗚呼、結局決まらなかったじゃんよ。バックストレートで後方からミヤタの鈴木真理、増田選手の両名があっという間にAクラスを"バビュッ"という擬音を残しながら(嘘)抜いていった。

ここで一人がカウンター気味に先行する。私も追いたかったけど、さすがに先程の逃げでまだ息が整っていない。"誰か追ってよ、あれは行っちゃうよ"と思ったけど相変わらず誰も行かない。なんだよ、私の逃げには反応して他はスルーですか。ネットにこんな駄文を垂れ流しているから変なところで名前が知られているのかもしれない。
先行した彼も集団との差が思ったよりも縮まらないので覚悟を決めた雰囲気。一人がじれて追いにかかったものの伸びがない。最終ストレートを過ぎてようやく私の息が整ったので追撃開始。3番手で最終周回に突入。9分53秒。

もう一度下りで集団先頭のままペースアップして追っていた彼氏を吸収したけど、逃げている先頭の彼氏は見えなくなってしまった。もう私にはアタックする力は残っていない。そして集団も既に牽制モードになっている。
仕方ないので私もスプリントに備えて集団内に埋もれることにする。スプリントに参加するにはその前に最後の心臓破りで集団の前に残る必要があります。何とかアウター×21Tで渾身の力を使ってペースアップに耐えて5番手前後で下りに入る。
そしてここまで来てなんてことでしょう、この下りでも牽制があってペースが落ちたので、楽々集団の2番手を確保して最終コーナー。ここを抜けて最後のスプリントに向けて下ハンを掴んで備える。位置取りが良かったので前は完全に開けている。後は踏むべし踏むべし!!
だがー、学生時代に50m走で8秒を切ったことがないというスプリント能力ナッシングの私がそれまでの道中に脚を使いすぎてしまったので、更に切れ味が無いヘナチョコぶりを露呈してしまい最後の10mで数名に差し込まれてチャンチャン。
集団内で7番目、最終成績は8位でゴールでございました。最終周のラップは9分36秒。

スタート時は晴れ間が覗いていたけど、レース中に次第に雲行きが怪しくなって一旦は軽い雨がぱらついたけど、何とかゴールまでは持ってくれた。しかしゴール直後の突然の降雨でキャップや計測器の返還を慌しく済ませて車に自転車を積んでいたら、なにやら私の名前を放送で呼んでいる。誰か失格になって入賞したのかな?と再びあたふたと本部に戻って確認したら最終周回の3番手通過でJCRC賞を獲得したらしい。雨の為に建物内に移設された表彰会場で入賞者の横に立って商品の靴下を受け取りました。

とりあえずこれで副級だったAクラスを確定させることが出来たでしょうか。

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