2009年4月18日

JCRC第三戦群馬CSC

結果 (8周)11位 (1:17:00.456、1.044sec遅れ)/28人出走

ETC割引を有効利用するために6時前に練馬ICを通過。これで練馬→月夜野ICは1600円でした。6時過ぎの関越道は例年よりも車が多かったけど、渋滞するほどではなく7時半には群馬CSC着。月夜野ICを降りたところにある温度表示は6℃で辺りは桜が満開。それよりも標高が高いCSC内の桜はまだつぼみだったから下界よりももう少し気温は低かったのでしょう。首都圏よりも格段に寒いです。しかし私のレースは13時過ぎ。結局は暖かくなって上下夏ジャージ+アームウォーマーでレースが出来ました。
他クラスのレース中に会う知り合いの皆に「いつまでもAで遊ばずにいい加減にSに来い」、「今日は勝つんでしょう?」なんて言われながら本人も最低でも"入賞は義務"と思っていたのに・・・最低な走りをやらかしてしまいました。

実業団とは違ってJCRCでは逃げに協力してくれることがほとんど無い&単独逃げを容認してくれない傾向があるので、今回のような距離が短いレースでは1周以上の逃げは発生しにくい。なので、レース前の予定ではとにかく最終周回の心臓破りまで集団内で我慢し、ここから一気にペースアップしてゴールまで駆け引き関係なくハイペースを維持して数名のスプリントに持ち込む作戦でした。
参加面子を事前精査すると、特に注意が必要なのはあの奈良さん@チバポンズ/物見山との激しい朝錬でも強力なスプリントを見せているらしい飛田さん@シャングリラ。ゴール前に彼を連れて行ってしまうとやられるのは確実なので、その前に何とか切り離す必要があります。他は知っている範囲では強力な面子はいなさそうだったので、レース中はとにかく彼氏をマークすることに決定。事実、集団内で一緒に走っても一番走りに余裕を感じたのは飛田さんでした。それが二人そろってあんな結末になるとは・・・。

Bクラスに参加の水竹さん@スキップが極小のロード練習量にもかかわらず上手く走って3位をゲット。さすが走りが上手い。朝錬仲間の好成績に続くべく、スタート前にローラーで30分ほどアップして召集場所へ。

今回の装備
スペシャライズド:ターマック+デュラ
フルクラム:コスミックカーボン・プロ(改)

スタートすると、高坂さん@HotSTAFF が元気でかなり先頭を引いていました。とはいえ、事前の予定通りに集団前方をキープしながら力を温存。しかし、なぜかスタート時にストップウォッチを動かしていなかったので1周目のラップタイムは不明。大体9分40秒くらい?かな。非常に楽に走れています。それにしても今思えば普段であれば考え難いミスでラップタイムを計測できなかった時点で何かおかしかったんでしょう。
そして2周目のゴンドラ下辺りでペダリングに違和感発生です。慌ててシートポストを探ると、位置決めの為に貼ってあったビニールテープの触感が無い。1週間前に貼ったばかりのテープが剥がれることは考え難い・・・ということはシートポストの固定が緩くてサドルが下がってテープはフレーム内に巻き込まれている可能性が高い。レース後に確認したところ、正規のポジションよりも3cm近くサドルが下がっていて、これでは力が出ないですよ。レース前のウォームアップでも固定ローラーではサドルに振動が加わらないのでこのような事態を見逃してしまったのでしょう ←ミスその1。走りながら状態を把握した直後は完走すら危ぶみましたが、出来るだけサドルに腰掛けないように周回を重ねるにつれて次第に落ち着きを取り戻しました。というのは、集団がまったりモードになってしまった&散発的に発生する単独逃げも集団が追う前に勝手に潰れる状態でラップも9分40秒〜10分と相当遅くなった為。
そんな落ち着いた集団から多少動きを見せたのは7周目のゴンドラ下。1人が若干集団から離れてしばらくしてもう1人が追い始めます。どうやら2人で逃げようとしているみたい。ただ集団からの離れ方にキレがあまり無いのでいつでも集団から追える状態だったのですが、集団先頭で心臓破りを抜けて後ろを見たら微妙に集団が離れている。そして心なしか前の2人との差も縮まって少し踏めば簡単に追いつきそう。バックストレートを軽めに回しながら徐々に前との差を詰めつつ後方を確認すると更に集団との差が広がっています。バックストレートを下りきったところで前に追いついて3人の逃げ集団になった時点で彼らに協力すれば逃げ切れる、と判断。当初の予定を変更して残り1周の逃げを敢行することに決定です ←ミスその2この時点で集団とは10秒弱?の差だったでしょうか。
しかし、この逃げを決定的にするための絶対条件であった下りで残りの2人からの協力を得られずに走りがギクシャクしてしまう ←誤算その1。彼らを怒鳴りながら鼓舞しながらヘアピンカーブを抜けて後方を確認すると、まだ集団の姿は見えない。何とか彼らを連れて10秒前後の差で心臓破りさえ抜ければ逃げ切りが見えてくるはず。しかしここで彼らは力尽きてしまって単独走になってしまう。仕方ないのでサドル高が気になる状態なのに気合を入れなおして差し掛かった心臓破りで後ろをみると、なんと集団が数秒後ろに迫っていた・・・。その前のアップダウン区間もそれまでよりも速く抜けたはずなのになぜ?
それまでの雰囲気では統一された逃げを追う動きが発生する状態ではなかったのに、後で聞くと一番脚が残っていたと思われる飛田さんが集団を引き連れて単独で私を追ってきたらしい。となるとヘアピンまでの下りで逃げがギクシャクしている間に集団は良いペースで追っていた、ということになるようです ←誤算その2。集団の逃げは容認してくれなかったか・・・。
それでも多少粘って集団に捕まったのはバックストレートに向かう登り返しの地点。そのまま私を抜いて集団がペースアップしていけば、最後のスプリント前に集団内で一息つけるはずでしたが、なぜか集団はペースアップせずに再び私が集団を引く状態 ←誤算その3。そのままバックストレートを下ってようやく前に出てくれたのは飛田さん。彼はここで先頭義務を果たして集団に戻ろうとしていたようですが、当然ここは彼をマークしなくてはいけない私が彼を先頭から戻さない。蛇行しながら最後のストレートへ差し掛かります。
ようやく他の人が前に出てスプリント体制に入ろうとしたら、今度は思ったよりも後続からの掛かりが良くて位置取りに失敗 ←ミスその3。前が塞がってしまいました・・・。強引に横からねじ込むスプリントをすれば良かったのですが、更に体力を使う走行ラインを変えながらのスプリントをするだけの力は活性化した集団から1周逃げた脚に残っていませんでした。そのまま流してゴール。
飛田さんも私の最後の抑えが効いたのかスプリント出来なかったみたい。彼氏には申し訳なかったけど、これも強さゆえの宿命として許してくださいませ。

こんな感じでミス&誤算を連発させて勝負にさえ絡めなかった最低の走り。相当な自己嫌悪に陥りそうです。
次週の東日本ロードの前に悪い材料が出きったのであれば良いのですが。

帰宅時は圏央道経由で八王子ICまで。関越、圏央道共に奇妙なほど空いていて非常にスムーズに帰宅できました。これで月夜野IC→八王子ICまで1000円だから遠征が多い人には助かりますな。

そうそう、自分のレース前に宇都宮ブリッツェンGMである馬場さんから声を掛けてもらって色々と話をさせてもらいました。傍目から見て、この不況の中で新たなコンチネンタル登録チームを立ち上げて運営する苦労は並大抵ではないはずですが、「好きなこと、目指したいことに向かっているから大変だけど全く辛くないよ」と明るく話していたのが非常に印象的でした。
"そうだよな、目標に向けて前を向いて頑張らないとな" と改めて感じた次第です。

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