2004年7月11日

JCRC第五戦群馬CSC

前日に夜10時半まで飲んだくれて酔っ払った状態でレース準備を行う。天気予報では雨交じりの天気との事だったので防寒装束を用意しなくては、と素面の時には意識していたんですけど、すっかりそんなことは忘却の彼方。しかも藤井さんに迎えに来てもらって家の前から電話で起こしてもらうまで寝過ごす、という醜態を晒してしまいました。

朝7時半に現地に到着した時は気温18℃、天気は雨、強風が吹いているという条件で体感温度は15℃以下。このところの関東南部の酷暑の感覚からすると滅茶苦茶寒いです。チームの他の人も機材を触りもせず、車のハッチバックを空けた空間で雨宿りしているうちに本格的な雨になってきました。みんな戦意喪失しながらもとりあえず受付に行ってみようと歩き始めます。
今回はなぜか一般入場者と分ける為にリフト下に駐車させられてしまったので、受付まで延々と登り。この時もまだ戦意喪失状態だったんですけど、なぜか皆と一緒に受付してしまい、仕方なく準備すべく再び車に戻るうちに雨は止んでしまいました(結局、最終的にいつもの駐車場にはかなりの数の車が駐車していたので、駐車場を分けたのはあまり意味なかったみたいですが)。この時点ではまだZクラスが走っていますが、既にZクラスのレースも終盤、ということは10:00から始まるC-Eクラスの人はもうすぐレースです。該当者は慌てて準備して出て行きました。

しかし、Bクラスは何と12:34スタート。まだレースまで2時間半あります。ゆっくり着替えや自転車の準備してC-Eクラスのレースのチーム員の応援に。Cクラスでは前回Dクラス優勝で期待の渡辺さんが何と1周目の発着点横の下りきった辺りでに突然の斜行を避けようとした前の人を避けきれずに落車してそのままリタイア。Dクラス、Eクラスでも健闘空しく先頭集団に絡めず。そのあとに始まった11:00からのX、F等のクラスをある程度見たところで車に戻ってアップしようとしましたが、店長の車の中にローラー台を置きっ放し。しかもまだ店長はコース脇にいる・・・
その辺りを走り回ってアップしても良いんですけど、この時点では朝の涼しさは影形なく消えてしまって既に炎天下状態。体温上がりすぎてしまってオーバーヒートしそうです。仕方ないので再びコース横まで戻って呼んでこようと受付への坂を登りかけたら店長が戻ってきてくれて、余計な無駄足使わなくて済みました。
で、車の影で久しぶりのローラー台でのアップを始めましたが、いつもと同じような負荷でも135拍程度までしか心拍上がらず。汗だけは滴り落ちるんですけど、筋肉への負荷レベルが低いんでしょうか。仕方ないのでアウターにしてようやく155拍まで心拍が上がってくれました。心拍の上がり方がスムーズじゃないそんな状態でレースになるのか?最初のインナーでのアップが10分、アウターでのアップが5分、インナーに戻してのアップが5分で終了。ちょっと少ないかもしれませんが、以前読んだ体育概論にアップは15分で十分とあったことを思い出して自重しました。

スタート地点で当初6周と思っていたのが、実は7周ということを知ってちょっと動揺。某N氏@チーム物見山に「確かBは6周」なんて嘘の話をしてしまったではないか。でもN氏は違うクラスなので関係ないけど。4月の群馬では5周でも最後がきつくなっていたけど、今回は大丈夫か?でも前回とは違ってホイールには新兵器のキシリウムSSLを導入 (でも2003年モデルですけど)。この定評あるホイールの力を借りてどこまでパフォーマンスを出せるか。
スタートして下るまでは前にバイクが入って集団のペースを抑えますが、ここから集団での位置取りが激しいです。下りでも横から前に上がろうというライダーが結構いますが、前回とは違ってさほど斜行する人は少なかったのは良い事です。バイクがリフト前で離れて一気にペースが上がり、バトル御開帳。最初の心臓破りの坂が今までに無く短く感じられます。これなら最悪でも最後まで集団にはついていけそうな感じ。集団の5−15番手を維持するように走ります。
2周目にはYOU CANの人が早くも1人で逃げを試みます。すると同じチームメイトが3人ほど、すかさず集団の前でペースを押さえにかかります。結局この逃げはすぐに吸収されましたけど、終始集団内で積極的な動きでした。良い練習しているんでしょう。自分は心臓破りの登りで集団内の順位を上げて下りでは少し順位を下げる動きを繰り返しながら周回を重ねます。キシリウム効果でしょうか、登りでペダリングが楽に感じます。定評通りに踏めば踏むだけ推進力に替えてくれる、素晴らしい。でも距離を踏めばどうなることやら。
各周回毎に設定されているJCRCソックスポイントでは数名がペースを上げ、そのまま一旦手段から逃げる展開になりかけますが、すぐに吸収されると言う動きの繰り返しです。しかし、6周目になって次第に集団に疲れが見えて来た時にまたしても二人が集団から抜け出し、今度はそのまま差が開きかけます。前回のレース展開が頭に思い浮かばれます。ヘアピンを抜けたところで都立大のジャージを着た人が前を追うそぶりを見せますが、誰も同調せず。私は集団のほぼ先頭近くにいたので、一緒に行こうと思えば行ける位置。そして脚はまだ十分に残っている気もしていました。そのままアップダウン付近で集団の先頭に出ましたけど、前に行ききれず、都立大のジャージの人はしばらくして、そして逃げていた人も心臓破りの手前で集団に戻ってきました。今思えば集団にはかなり疲れが見えていたし、まだ残り1周半あったので、ここで都立大ジャージと一緒に一気に前に追いつければ、もしかするとそのまま逃げが決まったかもしれないです。その辺りの勇気を持って出ないと今後良くないよなあ。
で、そのまま最終周回になって最後の心臓破りで一気にペースが上がりますが、何とか前に食らいついた状態で30人程度の集団がゴールスプリントになだれ込みます。ホームストレートに向かう左カーブのイン側をついて集団の位置取りを次第に前に移していると、ゴール手前の登りになるところで前が開けたのでスプリント開始。前には6人程度がいます。それを差せれば昇級権利を得ます。53×15Tで下ハンをもってもがきますが、わずかに及ばず。6位とのタイム差は0.25秒差でした。学生時代に短距離走でビリを争う程だった自分がゴールスプリントに参加してしかもそれなりに勝負出来た事自体が結構驚き。

結局、今回はそれなりに自分の脚に余裕があった為にスプリントで勝負できたんでしょうけど、裏を返せばそれまでにもっと動けたかもしれない、と言う事。6周目に集団から逃げを試みてみれば集団の動きも変わったかもしれないし、集団にも疲れが見え始めていたので、もしかすると逃げが決まった可能性も少しはあったかもしれないです。もっと積極的にレースを自ら展開せねばいけないですね。
その反省を活かすためには次のJCRCに参加せねば。次はどこだっけ・・・ゲゲッ、修善寺じゃん。あのコースで今回の反省を活かせるんでしょうか?


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