2005年7月17日

JCRC第五戦群馬CSC

結果 (6周)13位(56:43.200、8.789sec遅れ)/58人出走

転職して2週間で最初のレース。連日のツール放送で寝不足気味に加え、まだ会社に慣れていなくて多少お疲れ気味ですが、前日に十分な休養をとったはずで、頑張って昇給狙いましょう、の心意気は高かったんです。
レース前に同じクラスの井上さんに「3周目か4周目にアタックします!」と宣言していたんですけど・・・

Dクラスに出場の先田さんとEクラス出場の川本さんを乗せて群馬CSC着は7時半。以前はスタート時刻が早くて3時半ごろに家を出なくてはいけなかったけど、今回は渋滞を避けるために早めの行動だったにも拘らず4時半出発。かなり楽になりました。それでも二人の登場するレースは10時スタート、私の出場するBクラスに至っては12時半スタート予定。激しく時間が余ってしまいました。自転車を車から下ろし、着替えてエントリーしてついでに身体の軽量化してもまだ8時半。Zクラスの人が走っているけど、知り合いがいるわけでもないので特に興味も無し。先田さんと川本さんはアップに出かけましたが、私は車内で一眠り。目覚めるとD/Eクラスのスタート間際でした。
で、D/Eクラスのレースを観戦。
先田さんはいつも通りクレバーな位置取りで走っていましたが、いつも通りに最後の心臓破りで無理せずにゴール。登りの実力はDクラスでは間違いなくトップクラスですけど、無理せずに楽しく走る、という意味ではいいのかな、と。
Eクラスの川本さんは脚力を考えればここにいてはいけない人。落ち着いて周りを見て走れば脚なりに走るだけで逃げになるはず。そして予想通り1周目の心臓破りを越えた時点で先頭に出てそのまま優勝。同じクラスで走った人は彼氏に引きずり回されてかわいそうでした(苦笑)。
そうそう、今回のレースは詳細は知らないが、4月のJCRC群馬で派手な落車があった影響(?)で発着点が管制塔裏になっていました。あんな狭い道でどうやってレースを始めるのかと思ったら本来のスタート位置に一旦集合して主催者が頃合を見て集団をコース上を移動させてそのままレース開始、という形。最初は先導バイクが先頭を押さえているのでローリングスタート形式にはなっているようです。
川本さんの表彰式を見ようと待っていたけど始まる気配も無し。自分がアップする時間が迫っていたのでせっかくの表彰式は見れず。栄光の瞬間を見届けられずにすみません>川本さん。

4月のレースで勉強したのは "道路でアップしても心拍の強弱が激しく、脚のほぐしにもならない" ということ。仕方ないので、今やレース前のアップでしか使用しないローラー台を出してきて頭から日除けのタオルを被って炎天下の中、アップを開始。脚の筋肉がほぐれて回り始めてから心拍を155程度まで上げて20分ほどで終了。汗で濡れたジャージからチームジャージに着替えて発着点に向うと既にS/A/Bクラスの人がコース上に出ているじゃないですか。どうやらスタート時間を繰り上げたようです。召集の声がまったく聞こえなかったんですけど・・同じような人は他にもいて数名が後から慌てて合流していました。
以前からレースになると不思議と機材の調子が悪くなることが多いんですけど、今回はポラール時計が不調。スタートボタンが固くて両手を時計を押さえて異常に強く押さないとストップウォッチが動かない。同じ時計を持っている人はわかると思いますが、ラップタイムも同じボタンを使用するので、レース中にそんな力でボタンを押せません。仕方ないので自分のレース開始2分くらい前に大汗かいて何とかストップウォッチを起動して単なるレース全体の記録マシーンになっていました。よってこのレポートでは各周回のラップタイムは無し。あしからず。(ゴールタイムから想像するに9分20秒前後のラップタイムだったと思われます。)

開始前にバイク先導によるローリングの有無で若干混乱があったものの無事に出発。召集時間の繰上げの関係で集団の最後方付近だったので、長い下りにかかったところで位置を中段に上げていきます。そして最初の左カーブでアウト側から曲がろうとしたら内側からオーバースピードで曲がりきれない人がこちらに向かってくるじゃないですか。慌ててスピードを落として彼氏をパスして事なきを得ました。そしてその彼も無事に集団に復帰。でもおかげでせっかく上げた位置を再び最下位近くまで落としてしまいました。ヘアピンを過ぎて細かなアップダウン区間に入っても集団のペースは落ちません。心臓破りでようやく集団の前方に移動できて一安心。
そしていつもなら最初の数周は落ち着かない雰囲気なんですけど、かなりペースが速いからか誰も集団から逃げが発生しません。それでも心臓破りでは19Tで軽く回しながら楽に登れている。これは後半に向けて脚を温存♪という勢いでしたが、どうやら他の人も同じ状況だったようです(泣)。

そんな状況のまま3周目にかかろうとする心臓破りを集団の先頭付近でクリアして、そのまま下りにかかったところで一人が集団から抜け出しました。それを見て私もスピードアップ。後ろを見ると誰も追ってきません。「これは逃げになる!」と気合を入れて前に追いついて「後ろ来ていないから逃げよう!」と声かけて頑張って踏みます。本来の発着点でもう一度後ろを見ると集団が猛然とすぐ後ろに迫っていました・・・。あっけなく集団に吸収されて有言実行ならず。そしてカウンターで一人が抜けていくのを集団は見送る・・・なぜ私のような小物のアタックを見逃してくれない?
でも今日は "絶対に前は逃がさない" という今までのBクラス集団とは明らかに違う雰囲気が漂っています。そのまま心臓破りに差し掛かるとこれまでの周回よりも若干ペースが上がって明らかに前を追う雰囲気。そして何と下りではローテーションを組んで前を追っている!こんな事、今までのBクラスでは見たことがありません。あっという間に逃げを潰してしまいました。そのローテーションに加わりながら "今日のレースは最後の周回勝負になる!" という確信を抱きました。さっきの逃げで集団が更に活性化したのか、単発あるいは数人の逃げが発生します。でもやはり集団が必ずペースを上げて逃げを潰します。

そのまま最終回に突入。集団の誰もがこの周回、そして心臓破りの手前でアタックがあることを予想して突入。下りではアタックに備えた位置取りが激しくなり、気を抜くとあっという間に中盤まで番手を落とすことになってしまいます。そしてアップダウン区間で一気にペースアップ。誰もがかなりきつい状態になっていたはず。
予想通りに心臓破りの手前の短い登りで一人がアタック。わかっていたのに、わかっていたのに・・・反応できず、先行を許してしまいます。そして心臓破りではそれまで19Tで余裕だったのが16Tで何とか集団のお尻にぶら下がるのが精一杯。そして頂上ではほんの少し集団から離れてしまって目の前で繰り広げられるスプリントには加われずにゴールラインを通過。

今までであれば最後の心臓破りでのペースアップには対応できずに一気に離れてしまう場面だったかもしれないけど、今回は一応集団ゴールと言える位置でクリアできたのは進歩。でも前に出られなかったのは完敗、と言えるでしょう。更なる精進のポイントが見えてきました。


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