2006年7月16日

JCRC第五戦群馬CSC

結果 (8周)14位(1:17:17.950、7.848sec遅れ)/55人出走

2月に鎖骨骨折して5月から自転車に乗り始めたので、ようやく今年の初戦になります。

天気予報は午後からの雨模様を伝えている中、チームのみんなと一緒に群馬CSCに着いたのは9時半。道中でも小雨が降っている区間があったけど、月夜野ICを降りたあたりから結構本格的な降りになってしまった。KMCでの朝錬ではそれなりに怪我する前の状態まで戻っているとは感じていたけど、普段の練習コースでは一定時間以上の集団内での高強度の練習は出来ていない不安があるので、雨のレースなら序盤は遅めのペースになることを期待しましょう。
今回はKクラスに出場のホノちゃん以外は全員が午後スタート。普段のレースよりかなり遅い時間の到着だけど、駐車場からさほど離れていない場所に駐車出来てありがたいことです。
早めに出走サインを済ませて車に戻ると、2台の車の後部ハッチドアを開けた状態にして、その間にレジャーシートを広げて幅5m程度の即席屋根が出来ていた。コンビニで買っておいた冷やしうどんを食べてから順番にローラー台に跨って汗が滴り落ちるまでのウォームアップを20分ほど。ウォームアップ中も雨は降りやまず、自走でアップしてきた人の中には"雨で冷えて膝が痛くなってきた"という人もいたようなので、この簡易屋根は非常に重宝しました。

出走時間が迫ってきて売店近くに移動。このときは若干小雨になっていてこの後の天候に期待を持たせたけど、結局、降ったり止んだりの天気は最後まで変わらなかったです。

コースの一部を試走用に開放していたので、ゆっくりと走行開始。今回のJCRCは実業団の石川大会と同じ日程だったこともあってS/Aクラスは人数が少なめ。Bクラスも三十路以上が大半を占めていて最近の傾向である若者が暴れまわる様相にはならないと予想。更に三十路以上のオヤヂ達はそれぞれ仕事や家庭を持っているはずで、この天候の中では無理しないはず。試走中も周辺にいた同じクラスの人を捕まえては「こんな天気の中じゃあ、無理できないですよね〜お互いに。」と口撃しあって召集場所へ向かいます。
召集場所で久しぶりの橋本さん@ヤマダレーシングを発見。横にいたのは同じチーム員の若者。話を聞くとD/Cクラスで連続優勝して昇級してきたらしい。今日のレースはこういう活きの良い若者に頑張ってもらいましょう。

同じクラスの井上さん、昨年の群馬100Kmで昇級してきた鈴木さんと一緒に集団最後方に陣取っていざスタート。
ところが・・・最初の長い下りから想像よりもかなり速いっす。慌てて集団の後ろを着いていきます。ヘアピンを抜けてリフト下で早くも一列棒状。こんな後方にいたら万が一落車や中切れが発生しても対応できない。心臓破りの手前で徐々に集団前方に移動。すると数名が前を逃げているのが見える。でも集団のペースが速いので、この逃げは長くないだろう。何とか20番手あたりで心臓破りに入ったけど、ここも集団は結構速い。心の中で泡を吹きながら集団内で順位を落とさずにここをクリア。この周回は9分37秒。雨の群馬でこんなタイムでいきなり始まるとは・・。

2周目の下りが終わったあたりで逃げを吸収しても相変わらずペースが落ちない。周りを見ると、いつものBクラスの面々である橋本さん、梅田さん@ONE/WD、オーベストの人、ラバネロの人、ニコタマサイクル(Y's)の人あたりがいるし、更にチームジャージでは無い人 (鈴木さんも含む) も数名いて合計10名強が集団前方を固めている状況。この周回が終わる頃までは心拍も脚も限界走行を強いられる。この周回も9分33秒で通過。

次第に雨脚が強くなってきてサングラスで覆えない頬に当たる雨粒が若干痛いほどになる時間帯もあったほど。この条件でも最近のBクラスの走りは安定していて落車は6周目まで私の周りでは皆無。下りでもお互いに声を掛け合って無理しないながら要所でペースが上がる。2年ほど前のBクラスとは大違いです。
(*結局、Bクラスの平均速度は全クラスで一番速かった。それだけ活性化していたとも言える?)
ペースが若干落ち着いて3周目は9分48秒。

4周目のリフト下で鈴木さんがペースアップ。一人でするすると集団から離れていきます。"ジャージは違うけど、協力してみるか" とすかさず集団の前に出てペースを押さえに入ったけど、一人でこんな集団を抑えられるはずも無く、心臓破りの手前で鈴木さんの逃げは吸収されてしまいました。
後で聞くと、「あの区間のペースが遅く感じられたので、前に出たら離れちゃったんですよ」とのこと。でも良い感じで抜けていったので、あのままブルベで鍛えた持久力で踏めればもしかして・・・なんて展開があったかもしれないのに。
4周目は9分57秒。

次の周回で心臓破りの最難関である右カーブで一人が少し集団から離れていき、彼が一瞬振り返って集団との差を確認した瞬間、「あれは逃げるつもりだ!」とすぐに分かって前に出ようとしたけど、この時は若干集団の中盤まで位置を下げていたので、前が塞がっていて行けない。ようやく集団前方に出たのはバックストレートの始まる頂上付近。既に前の彼は全力で踏み始めていて50mほど先行されてしまっている。ここで彼の逃げる意思を確信したので、慌てて先頭固定で下り始めるけど、差が詰まらない。下りきった所で「前は逃げるつもりだぞ、追わないとまずい!」と集団に声を掛けたけど、誰も反応してくれず。私も単独ででも良いから追えば良かったのかなぁ。結局最後まで逃げを許す結果になってしまった。ここでローテーションを組めれば、そして心臓破りで集団内の位置取りが違っていたら、その後の展開も違っていただろうけどね。9分52秒。

相変わらず集団は速いけど、統率が取れていない状態。まあプロや実業団のようにチームとして参加しているわけじゃないから各人の思惑が交差してしまって、気持ちを集中して走る "逃げ" に対応しきれない状態。
そして私はそれまでシッティングのみで対応できていた心臓破りも右に曲がった後に立ち漕ぎしないと番手を下げてしまう程度まで順調に(^^)乳酸が蓄積されてきました。それでも若干ペースは上がって9分42秒。

残り2周になって、そろそろ集団も周りの様子を伺い始める。集団の前方にいるメンバーは最初からほぼ固定。「マスドレースの集団内の走りが怖い」なんて言っていたはずの鈴木さんも余裕ありげに走っています。それに引き換え、私はきつさを感じながら集団の10−20番手近辺での走行。
そして再び心臓破りで2,3人がバラバラと抜けて行きました。その中には密かにマークしていたオーベストの人も含まれています。しかし、この周回はそれまでよりも登りの入り口が速かったこともあって、またしても集団の前方にいることが出来ずにこの逃げも逃してしまう結果に。
今度は他の逃げ遅れたメンバもすかさず追う体制になっている雰囲気だったので、敢えて前には出ないで少し後方で休む。9分31秒。

スタート/ゴール地点を過ぎて緩斜面になったところで一気に集団先頭に出てまだ視界に見える逃げを単独で追い始めました。まだそれなりに強い雨が路面をぬらす中を慎重に且つ最短距離でヘアピンを抜けて後ろを見ると集団は一列棒状です。(本当は集団から抜け出すつもりだったのに・・)
リフト下までに2人を、その後の短い上りが連続する区間で1人を捕まえたところで限界。集団内の位置を下げてしまいます。こうなると、如何に最後まで喰らいつくか。でも心の中で「周りが走り込んでいるこの時期の初戦でここまで走れれば上出来」という声も聞こえます、ええはっきりと。
そのまま高速を維持しながら集団が最後の心臓破りに突っ込みます。私も10番手近辺で進入。それまではインナー×19Tで楽に登っていたのに、インナー×17Tでも足りない。それでも順位を下げることなく最後の下りへ。

もうこうなると今日の路面条件+自分のスプリント能力等を考えると、前を塞ぐ動くパイロン達をすり抜けるような走りは厳しいみたい。多少でも集団の前に残ることが出来たら良かったけど、今の私ではあれが限界でした。
そのままスプリントすることも無く集団後方でゴール。この最終周回が一番速くて9分15秒でした。
鈴木さんも私とほぼ同じ位置でゴール。橋本さんと若者のヤマダレーシング組はもう少しで入賞だったけど、惜しいところでした。

上にも書いたけど、このところのBクラスはそれなりに脚力も揃っているし、展開もある。個人的には今のJCRCでは一番面白いクラスと思います。
そんなクラスで展開に絡むのは面白いので、しばらくこのクラスに留まってみようと思う (負け惜しみ・・じゃないはず)。


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