2005年10月16日

JCRC第八戦群馬CSC

結果(17周)18位(2:53:57.920、24.317sec遅れ)/58人出走

今年のJCRCレースではずっと低位安定の結果しか残せずにいましたが、実業団の飯田ロードが同日開催で実力がある似非Bクラスの人はこぞってこちらに参加しているはず。エントリーリストを見ても修善寺で暴れまくったティーンエージャー達や他の凶暴そうな名前、チームはさほど見当たらず展開さえ上手くいけば昇級も狙えるかも・・・のはずが、またしても惨敗。嗚呼、間近に迫ったツール・ド・おきなわに向けて不安感がいっぱいです。

台風20号(キロギー)の動きに翻弄されて天気予報がころころ変わっていましたが、結局レース自体は晴れ間も覗いてこの時期にしては暖かいコンディションでの実施。先日の修善寺でレースデビューしたターマックカーボンはサドル変更によるポジション合わせが間に合わず今回は慣れ親しんだLOOK KG281での出走。まあ雨降った場合に新車で落車したらあまりにも悲しすぎる、という事情があったのも事実。
雨の関越を抜けて月夜野ICを降りた頃には朝日を浴びる山々が見えて、これならあまり酷くない状態でレースが出来そうです。6時半過ぎに群馬CSC近くのゴルフ場を抜けた辺りで突然前の車が停車。見るとその前から車列が長く続いているようです。一応7時開門なのでルールを厳密に適用しているのでしょう。でも8時から順番に各クラスのレース開始予定時刻が迫っている中でこの停滞は痛い。結局開門して駐車場に車を止めてから召集前に出来たことは、受付/着替え/自転車準備/軽量化(^^)のみ。すなわちウォームアップは全くなし、という状態でレース開始ですよ。これは文句の一つも言いたくなる展開ですが、ほとんど手弁当でレースを主催してくれているJCRCには心情的に文句を言い辛いものがあります。それに自分がもっと事前準備していれば試走する時間くらい作れたはず。

あわてて橋本さん@ヤマダレーシングや中村さん@チーム物見山、Y瀬さんなどの知り合いに挨拶していたらスタート地点に移動の合図が。何はともあれ当初の予定から10分程遅れてBクラスのスタートです。雨は降っていないけど、まだ路面は濡れているので最初の下りは慎重に。ヘアピンを抜けるときも前後を気にしながら無理のないライン取りを心がけてその後の加速に備えます。集団も路面状態を気にしてペースは上がっていない・・・けどウォームアップしていない体にはさほど速くないペースでもかなりきついデス。心拍数が最大でも170bpm以上にならない。3周目になってようやく慣れてきたのか苦しさがなくなってきました。

ここで各周回のラップ。

Lap1 :10:08
Lap2 :10:03
Lap3 :10:01
Lap4 :10:00
Lap5 :10:18
Lap6 :9:49
Lap7 :10:11
Lap8 :10:12
Lap9 :10:27
Lap10:10:15
Lap11:10:06
Lap12:10:19
Lap13:10:44 (スタート地点を過ぎてからの計測。多分、実際には10:40くらい)
Lap14:10:34 (前の周での誤差を入れると実際には10:38くらい)
Lap15:10:23
Lap16:10:12
Lap17:10:09

これを見ると前半から中盤までは殆どラップタイムが変わらない。5周目辺りまでは路面が濡れていたので慎重な走行になっているにしても、路面が乾いてからも同じペースで推移しています。最初の2周辺りでペースが固定化されてしまった感じでしょうか。確かに6周目のペースアップは路面状況が良くなって前のほうがペースアップしているけど、集団の大きさが変わらなかったので次の周回ではまた元に戻った、という感覚でした。
私は路面が濡れている間は集団の後方で様子を見ながらの走行。所々で落車が発生していたけど、基本的に大きな展開もなく淡々と同じ区間で同じギヤ比を使ってリズムを崩さないように気をつけていました。そして7周目に一気に集団の前方に移動。一応、後方からの観察で脚に余裕がありそうな人をチェック。でも実際に前に上がってみると後ろで見ていたよりも息遣いが荒い人やハンドル操作が危ういのがいてやはり実際に走りを近くで見ないとダメですね。
で、自分のほうは思ったよりも調子は悪くないみたい。心臓破りでも時折ペースを上げて集団の前に出ることも出来る。何回か集団から離れかけたけど、そのまま抜け出して行ってしまうような度胸もなし。まあ、いずれも単独での動きだったので無理しても自分の脚だけ使った挙句に追いつかれたでしょうね。

後半になって集団のペースが落ち始めた14周目の長い下りに入ったところで前に2人が10m位抜けているのが見えます。2人とも自分的に脚が残っていると判断していた人だったので、なんとなくイヤな予感がしたけど、この時は直前に補給食を食べるために集団の後方に下がっていて反応できず。そして集団の前のほうもそのままスルーするようです。そして微妙に差が開き始めます。
次の周回のリフト下辺りで前が見えなくなって周りでヒソヒソ "あれやばいぜ" とか "追いかけよう" なんて声が聞こえてきたところで自分から「オラ、前を追うぞ」と集団に声をかけて一気に集団が活性化、のはずがいまいち集団のノリが悪い。私も声を掛けた以上、もっと過激にペースアップできれば良かったけどアカン、どうにも切れも伸びもなし。今まで脚が思ったより動いているように感じていたのは気のせいだったのか。ラップタイムを見ても落ちたペースを元に戻した程度で終わっています。これでは追いつくはずもない。それでも30人以上いた集団を多少はリストラできたみたいです。
後でログを見ると14周目までより15周目以降のほうが平均心拍が10bpmくらい高くなっています。Bクラスレベルでは後半の勝負どころまで如何に脚を使い切らずに残せるか、が鍵になってきていることを示しているのかもしれない。そしてS/Aクラスでは前半あるいは中盤から前で展開しながら最後まで持たせる走りをする必要があるんでしょう。

16周目のヘアピンを抜けてようやく前方に逃げの2人を視界に捕らえて次の動きに備えるが、まだ誰も動かない。心臓破りでのカウンターも警戒したけどそのまま。そして最終周回に入って下りの前にある緩斜面でなるしまの人が良い勢いで飛び出しました。その動きは見えていたのに自分の脚が反応できない。下りで更に3人が集団から抜け出したけど、それにもついていけず。最初のアタックには反応できなかったけど、下りの抜け出しには意地でも付かねばいけませんでした。結局この3人が最終電車でした。
そのまま心臓破りを両足が攣りそうになりながら集団後方でクリアしてゴールラインへ。さっきの痙攣が治まりきらずゴールスプリントには絡めそうもない。集団の後方のままでゴール。
後で聞くと二人の逃げから若者が飛び出して後続を引き離して優勝、そして最終周回で追いに入った4人は残りの一人を吸収したようです。私がいた集団と優勝者との差は20秒ちょっと、そして2位集団との差は僅か10秒ちょっと。その10-20秒が縮められない大きな差として感じられます。

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