2006年10月14日

JCRC第八戦群馬CSC

結果(17周)16位(2:52:03.367、14.398sec遅れ)/54人出走

先週のレースで無様な姿をさらしてしまったわけだが、その遠因となった風邪はようやく完治。1ヵ月後に迫ったTD沖縄に備えて内容のある走りをしたいところ。

8時にスタートなので、6時半には群馬CSCに到着したい。ということで3時半に堀内君、3時45分に川本さんを拾って出発。夜明け前の空気は冷たく、月夜野ICを降りたところにある寒暖計は6℃を表示していました。
それでも日が昇ってスタートする頃には半袖短パンジャージにアームウォーマーのみで出走可能な状態に。レース中にはアームウォーマーさえ外してしまう人もいるほどとなって天候はレース日和になりました。

スタート前に面子の査定をすると、あざみラインのBR-2で9位になったという強烈に上りが強いお方といわきのBR-2でポイント賞を取った水竹さんのたかだフレンドの2名をまずはチェック。それ以外にもいつも積極的なレース展開を見せる梅田さん@ONE WD他の見知った顔も注意。
私としては少人数の逃げを成功させたい、それしかスプリント力の無い私には勝機は無い、と考えていました。その為にもある程度早い段階で動く必要があります。問題は逃がしてくれるか?ということ。このところのBクラスでは脚力が揃っていてなかなか逃げを許してくれない傾向がある。そして私にも一気にそれを決められるほどの力も無い。でも今日は普段は実業団レースで走っている人もいるので、もしかすると逃げに協力してくれる人が要るかも。そして今年は骨折の影響でレース経験が少ないので、実戦で1ヵ月後のTD沖縄に向けて現時点の問題点を洗い出すためにも内容が必要です。今回のレースでは万一力尽きて周回遅れになっても降級にならないルールなので賭けが出来るわけです。

S,Aクラスに続いて8時2分にBクラスもスタート。それなりの集団密集度だけど、今のBクラスでは集団走行に危険を感じることはほとんど無い。それでも慎重に10番手付近を走行。そして心臓破りに入った途端に水竹さんを先頭に3名が少し飛び出す。水竹さん得意の様子伺いのペースアップのように見えて一瞬迷ったけど、意を決してその集団に飛び乗る。登り返しを過ぎて下りに入ったところで集団は私を含めて5名。面子には事前チェックのたかだフレンド2名が含まれていて、"いきなり逃げられるかも?"と即座にローテーションに加わる。後方集団は30m位離れている模様で観戦している人からも「行けー、そのまま逃げちゃえー」という声が聞こえる。しかし下りきってストレートに向かう左カーブを抜けたあたりで逃げ集団内であまりにも早い段階の逃げに躊躇したのかローテーションがぎこちなくなってしまってホームストレートの終わりあたりで集団に吸収される。

その後も単独で仕掛けたり、他の人の逃げに乗って「どうします?行けるところまでいきますか?」「行きましょう!」なんて会話しながら何度も集団から抜けかけたけど、どれも決まらず。最初の逃げでマークされてしまったのかもしれない。こういう展開の時はラップタイムも遅くなりがちでレースには最高の暑くも寒くもないコンディションだったにもかかわらず10分前後/周と遅めの展開になってしまった。この状態が長引くのは面白くないので、リフト下や心臓破りで集団を小さくすべくペースを上げるけど不発。同じような動きをたかだフレンドや他数名で見せていたので、ここで協力体制を築ければよかったのかもしれない、とレース後に反省しました。

5周ほど走ったら突然、後方からオフィシャルのバイクがクラクションを鳴らしながら近づいてきた。「なんだ?Cで誰か逃げたのか?」なんて声が上がっているうちに集団のすぐ後ろから「Cクラスが来るから右空けて」という指示がかかる。
そして集団が左に寄ってCクラスの先頭を前に出そうとすると・・・なんと単独の逃げではなく、1分遅れでスタートしたC集団がB集団に追いついてしまったらしい。彼らを前に出したものの、C集団のペースも少し落ち着いてきた頃だったようで、なかなかB集団から離れない。次第にオフィシャルバイクから「BはCから離れて!」という指示が出始める始末。
そんな状態では埒が明かないので、一人が後ろから前に移動「Bは離れましょう」と言いながら周ってようやくCと差が開く。しかしC集団には先程までの勢いはなくなってしまってヘアピンまでの長い下りやリフト下ではB集団が何もしなくても追いつきそうになる始末。そうなるとB集団の前にフタされた状態になってしまって完全に走りのリズムが乱れてしまった。そんな状態で2周ほど走ってから誰からともなく「Cを抜こうぜ」という声が聞こえて一気のペースアップ。無事にC集団をパスしつつ "このペースアップでB集団が小さくならないかな" と淡い期待をかけたけど、その考えは甘かった。相変わらず30人くらいの集団です。

この頃になると前半に動きすぎたツケが次第に蓄積しつつあって心臓破りではそれまでよりも力を使わう必要が出てきました。そして再びB集団も待ったりペースに。遅い時には10分40秒/周近くかかっていた周もあったので、本当はここで逃げることが出来れば決まったはずで、自分でもそれが分かっていたけど、もうそんな脚は残っていなかった。時折集団の前で遅くなったペースを作り直す動きだけは出来たけど、抜け出せる気がしなかった。このあたりの連続した高強度の運動に対する対応が今の問題点だな。

終盤になって再びCクラス先頭に抜かれたけど、今度はオーベストの人が単独でC集団ははるか後方だったみたい。結局、Cクラスは大塚和平さんが残り3周で後方集団から飛び出して単独でB集団とオーベストの彼氏を抜いて優勝したらしい。相変わらずバトンホイールをぶん回しながら走る姿は速い。来年はあの人と同じクラスですかい。頑張ろうっと。

そんな大塚さんに抜かれたB集団ではスプリンターのはずの井上さん@KMCが集団を一人で鬼引き。あまりの所業に思わず彼の横で「こんなところで前を引いている場合じゃないでしょ」と言いに行ったけど、なぜか恍惚の表情で走る横顔を見たら怒る気力をなくして集団に戻るしかありません。それ以外には前回の群馬でお友達になったJason Maxwellさんが巨体を揺らして先頭付近で頑張っています。彼の後ろに付くと前は見えないけど、いい風除けになって特にヘアピンを抜けて集団が一列棒状になった時に楽できます。
でもそれ以外の人は最終周回のペースアップに備えて脚を溜めているのが、はっきり分かります。

そしてラストラップの鐘が鳴っても相変わらず誰も抜け出さない。"誰かアタックかけるか?" という緊張感が次第に高まってきたのが手に取るようにわかる。ヘアピンに入る前に「最後だから気をつけてー」という声を掛け合っていた矢先のヘアピン進入で集団の前の方で一人がハンドルを切りすぎて慌てて戻したらジャックナイフ的に外に膨らんで数名を巻き添えにして消えていった。これに巻き込まれた水竹さんは完走したものの、エンドをぐにゃりと曲げてしまって災難でした。
そして勝負の心臓破りではそれまでに蓄積していた乳酸で脚が動いてくれなくてあっという間に千切れてしまった。ここで終盤に大いに働いていた井上さんとJasonさんも一緒に遅れる。前が離れてしまったので、無理せずに下った後の左コーナーを曲がったらゴール手前で2人が落車していた。学さん@VLAAMSとあと一人。彼らの横を抜けて先頭から14秒遅れでゴール。

終了後は長くBクラスで走るうちにいつの間にか増えてしまった同志 (Bクラス暦長い人のこと) とレースを振り返りつつ、優勝の武藤さん@チクリ・ヒデを祝福。同志達と来年のJCRCでの再会を約束して終了。

午後のレースでは途中まで良い感じでチーム員が走っていたけど、最後は脚が攣ってしまって午前中も含めて入賞者ゼロ。
帰りの関越では怒涛の眠気に負けて同乗した二人に(私が年長者ゆえに強引な)了解を得て上郷SAにて仮眠。その間に渋滞が酷くなってしまったので、一旦青梅方面に向かってから16号線を南下して20時過ぎに帰宅。


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