2008年7月6日

富士スピードウェイロードレース

結果  (BR-3:7周)19位 (1sec遅れ)/224人出走

午前の部で悪くない結果を出した約5時間後にスタートする実業団レース。今度はエントリー数が230人以上でしかも僅か7周と距離が短いので出入りの激しいレースになるのは間違いないところ。
午前のレース中に妻に受付してもらっていたので、落ち着いてスピードウェイ内にあるレストランでメンチカツ定食を食した後にスキップから出走の水竹さん、加藤さん、福田さんや朝錬で一緒に走る菅野さん@TEPCOなどと歓談。出走サインの後はピット建物の2階にある休憩室で子供とボードゲームをしながらグターと。ここなら蒸し暑い外にいるよりも体が回復します。
BR-2レースが終盤になった頃に休憩室を出てその辺りを軽くアップついでに走る。行く先々で会う知り合いに挨拶しながらピットロードを走っていたら、いつの間にか召集が始まっていた。慌てて列に並んでとりあえず真ん中辺りの列にもぐりこむことに成功。結局、220人以上が出走した大集団では非常にデンジャラスな雰囲気が漂っているので本当は最前列に陣取りたかったけど仕方あるまい。
このレースの狙いはただ一つ。「完走して完走ポイントの9点を獲得すること」。
午前の部が自分にとってのメインでこちらはある意味おまけ的に参加したレース。リスクを犯さずに結果を出すことを考えていました。しかしBR-2レースが終わってBR-3集団がコースインする頃にそれまで何とか曇り空を維持していた空から雨がポツリポツリ降ってきた。ううう、ただでさえデンジャラスな集団の中で雨中レースになったら悲惨だぜ。誰もがそう思ったに違いない念が通じたのか最後まで雨は降らずにレースは終わりました。実際には雨嵐じゃなくて落車の嵐を見ることになったのですが・・・。

15時30分に予定通りスタート。どうせ最初の周回は集団が落ち着かないので慌てずに集団後方で様子見・・・していたら集団が大きすぎて後ろにいたらコーナー毎の加減速の幅が思ったより大きくて少し厄介です。とはいえ千切れるほどの負担にはなっていません。そしてヘアピンからの緩斜面では集団の速度が大きくスローダウン。「午前のレースよりもラップタイムは遅いだろうな」と感じた通り、約10秒ほど午前中よりも遅れて1周目通過。そして最初の周回で早速ホームストレートで集団落車が発生です。落車が起きたのは私の少し前だったので、減速&回避動作で脇を通過。このときに少し集団から離れたけど、すぐに復帰できました。やはりデンジャラス。
この後は各コーナー毎に注意を促す大きな声があちこちで聞こえだし、次第にそれがエスカレート。レース後半はいたるところで怒声が浴びせられる始末。
富士スピードウェイはF1用に作られているから路面はきれいだし、道幅も十分に広い。そして日本の舗装技術は素晴らしくて少々のことでは路面抵抗は確実に確保できる。だから普通に走っていればさほど危険は無いはずだし、これだけ集団が大きければまっすぐ走っていても多少お互いの体が触るくらいの場面は普通なのに少々騒ぎすぎなのでは?と思うこと多数。これなら午前の部で走っていた先頭集団のほうがラップも速かったし、秩序も保たれていて楽だったなあ。でもそんな危なくないはずの集団でも勝手にコーナーで芝生に突っ込んで自爆したり、軽く横の人に接触されただけでふらつく御仁が多発。わけわからん。

私は最初の集団落車で怖くなって集団後方から前方〜中盤付近に移動。時々散発的に逃げが発生するが、全て集団につぶされて残り1周。その前の最終コーナー手前からいよいよ集団はペースアップするけど、これだけ大きな集団の中で走っていれば多くの人がまだ脚を残しているはず。依然として150人以上の大集団のまま最終ラップに突入です。

第1カーブを抜けて下りに入るとペースアップしているはずなのに妙に楽に集団の前に移動できてしまった。そのままヘアピンからの緩斜面でも位置取りを前にあげられたので、ここで初めて完走ポイント+αをゲット可能な30位以内を狙う気になってきた。最終コーナーで20−30番手を確保して最後の直線にかかります。
レース前にスキップ錬で一緒に走る五島さん@アクアタマに「最後の直線でアシストしますよ」と言っていたのだが、彼はどうやら集団の10番手付近でいい位置につけている。私の力ではこのスピードが上がった場面で彼の前に上がるほどの力を使うと逆に自分が危なくなりそうだったので、彼の力に任せる。と言うよりも彼にとっては2年ぶりの実業団レースでもスプリントの経験は集団内ではトップクラスのはずだから、まあ大丈夫でしょう。
後は自分が事故無くゴールすることを考えて、ホームストレートの真ん中付近に計測区間の幅を絞るために設けられたコーンの列から離れる為に走行ラインを徐々にコースの右側に変えていく。これも右に行き過ぎると最後の200m位で右側の走行レーンが絞られる場所が危険なので走行するポジションを調整しながら進入していく。
そして最後のスプリントポイントが近づき人によってはもがき始めたその時、私の左僅か後方で派手な落車音が辺りに響き渡る!やはり真ん中に置かれたコーンに突っ込んだ人がいたようで、相当数が巻き込まれた模様。今までかなりの落車を見てきたけど、あれほどすさまじい音がしたのは初めての経験かも。
惨状を見ないまま私もスプリント体制に入り、早くかけすぎて失速した数名を抜いてゴール。

 周回数 1 2 3 4 5 6 7
 ラップタイム 6:34 6:19 6:31 6:30 6:44 6:26 6:02

 

これで30位以内は確実。思いがけず追加ポイントまで獲得できたこと、それよりも無事に帰還できたことに安堵しつつ家族が待つピットに帰還。最後のスプリントが期待された五島さんはやはりブランクが響いたのか入賞すら逃す7位前後かな、とのこと (確定順位も7位でした)。
スキップから参加の他3名や菅野さんも50人以上がDNFという荒れたレースでも無事にレースを終えたのは良かった。

午前、午後のレースを通じて多くの方が怪我をされています。怪我した方々は養生されてください。

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