2009年6月28日

富士山ヒルクライムロードレース あざみライン

結果  (BR-1)27位: 54分7秒 (8min47sec遅れ)

今年最初で最後のヒルクラレース。昨年の8月に自走で行った初あざみラインで足を付いてしまった因縁があるため、本当は参加したくなかったけど、完走すれば結構大きな実業団ポイントを獲得できる。しかしトラウマ克服のために本当は5月の連休明けから登り練習をやる予定だったのに、諸般の事情で想定していた練習ができずにいたのでかなり不安がありました。どうせヒルクライマーな方々には勝てないので開き直って他人は気にせず自分のペースを守って走りたい。今回の目標は控えめに脚を付かずに60分以内です。


スペシャライズド:ターマック+デュラ
マビック:キシリウムSSC with SECA COMP SERFAS (145g/1本)
ボトル1本 (水は1/3以下)

スキップの高橋さんと斉藤さんを拾って一路、須走へ。時期的に雨が心配されましたが、とりあえず予報は曇り模様。6月とはいえ富士山は雨が降るとかなり寒いのですが、この天気であれば比較的軽装でも大丈夫でしょう。耐パンク性能を犠牲にした軽量タイヤを装着しているので、いかに低速のレースとはいえ路面をよく見て走る必要があります。

駐車場には6時半頃に到着し、コース序盤の直答区間でのウォームアップは適度に集中して走るイメージを高めます。
そして8時30分にBR-1集団後方からスタート。最初から皆さん、速いです。それに引き換え私は試走時よりはずいぶんと頑張っているのにぜんぜん他の人を抜かせないどころか。集団の最後方近くまで下がる有様です。しかし、10%超の直登区間終盤になると、徐々に前から垂れてきた人を抜かせるようになってきました。今まで登りで勝ったことが無い高橋さんをこの辺りでパス。少し前には菅野さん@TEPCOが見えます。菅野さんの本日の目標は55分以内と聞いていたので、彼が行ってしまってもそれは納得です。
淡々と走っていると、直登区間を過ぎた辺りで早くも2分後にスタートしたERクラスの先頭に抜かれました。その後も馬返しまでにERの6,7名に抜かれるけど、その一方でBR-1については私が抜かす一方になってきました。お?結構調子良いのかも?ここまでは24Tをメインにシッティングメインでの走りです。
そしてとうとう2Kmの馬返し区間に突入。速攻で27Tへ変更して立ち漕ぎとシッティングを交互に、さらに大きく失速しないように心がけながら走ります。この20%前後の激坂でもERの数名に抜かれるけど、彼らもここまでに私との2分差を詰める走りをしていたはずで、そんなハイペースがたたって?勢いがなくなっている。そしてそんなERの人たちを目標にしていたら、BR-1の落ちてくる人の数が増えてきたみたいです。
馬返し区間の中間点から20%前後の坂が延々と続きます。次第に立ち漕ぎする身体がきつくなってきました。蛇行寸前の速度ですけど、それでも残り距離が少しづつ減るのを励みに淡々と。そしてとうとう昨年に足を付いた場所を通過してちょっとリベンジした気分です。この頃には最大でコーナー1つ分は差が離れていた菅野さんとのさが徐々に狭まっています。きついコースが得意な彼氏に追いつけるのか?
馬返しが終わった緩斜面区間で一気に菅野さんが走る3名ほどのグループの後ろまで追いつき、残り3Kmほどにある最後の20%区間を越えたらペースアップ・・のつもりが想像以上に身体がきつい。それでも残り1Kmでようやく菅野さんをパス。やったー。そのまま曇り空のゴール地点を通過。中盤以降はBR-1選手には抜かれずに済んだのはわれながらあっぱれ、です。
預けていた荷物を引き取ってすぐにウォーマー、軍手、シューズカバーを装着します。そんな中で知り合い連中と話していると、驚愕の事実が飛び込んできました。何と速報で30位以内で獲得できるエクストラポイント対象である27位という。話を聞いても信じることができずに売店に張り出された速報を何度も見直す有様です。全く想定外の出来事に本人唖然です。
どうやら(なぜだかわからないけど)新井さんや高橋さんを始めとして実力を発揮できなかった人が多数いたのが順位が良かった理由でしょう。それにしても54分7秒というタイムも本人としては想定外でした。同じ想定外でもいい方向に予想が外れるのは気分が良いです(笑)。

その後はER、市民レースそしてTRのゴールを待って下山です。なんと市民レースでは小学5年生と6年生がこの日本屈指の難コースを完走していました。そんな若さでここまで厳しいコースを走るのは同なんでしょう?
カーボンホイールの人がブレーキを焼き付かせるのを防ぐ目的?でオーガナイザによる途中2回の強制休憩を挟みつつ安全に下ります。下り始める直前から五合目は小雨がぱらつき始め、馬返しが終わる頃から小雨から雨に変わりました。降りが強くなってきてからは周囲を見ながら慎重に駐車場へ到着。高橋さんと斉藤さんの荷物を車に乗せた頃にはしっかりとした雨になっていました。
荷物を載せるのに夢中で、無料で配っていたなめこ汁を飲めなかったのが残念。

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