2009年9月27日

全日本実業団サイクルロードレース in 飯田

結果  (BR-1:6周) DNF/198人エントリー

いきなりの言い訳
昨年に実業団レース最高位を記録した飯田ロードでしたが、今年は1ヶ月ほど前から取り組んでいるペダリング改造の途中なこともあって調子が上がっていませんでした。まだ身体が慣れていないせいか、改造中のペダリングを長時間&高強度で行うと疲労蓄積が多い感じです。それでも1週間前のスキップ錬で、ようやく感触をつかみかけた感じ。参加者リストを見ると、いつもながらかなり濃い面子なこともあって今回の目標は完走だったのですが・・。

レース直前のシルバーウィークが想像通りにどこに行っても大混雑な報道を横目に我が家は近場の公園に行ったりサイクリングなどをメインに過ごしていたのですが、さすがに連休後の週末は多少空くはず、と考えて急遽家族も一緒に行くことになって土曜日の夕方から準備開始。事前にチームメイトにライセンスを預けて車中泊でレースに臨む予定ですが、それにも付き合ってくれるという。家族の理解があるのは非常にありがたいものです。
21時過ぎに自宅を出て一路飯田ICを目指しますが、諏訪湖SAで休憩後の中央道で豪雨に遭遇。えー、そんな天気になるなんて聞いてないよ。飯田のコースは地元の方々の非常に献身的な働きで路肩のゴミや砂を掃除していただけるので走る側としては大変ありがたいのですが、この雨で路面状況が荒れてしまう可能性もあります。それよりも雨装備(=防水系)をほとんど準備していなかったのが気になります。それでも飯田ICを降りて信濃路下条の道の駅に到着した1時過ぎには雨が上がりました。道の駅の建物内には6畳ほどの小部屋があって横になって眠れそうなスペースがあったのですが、そこは外から丸見えだし誰でも入れる状態だったのであえて当初の予定通りに車中にて仮眠です。
6時前に起床して前夜に用意してあった朝食などを食してからレース会場に向かいました。6時半頃には駐車場に到着すると既に会場に入っていたのは5台ほど。再び30分ほど仮眠して周りを見ると既に周囲は車でびっしり。さほど遠くない場所に駐車していたチームメイト達からゼッケンなどを受け取ってさあ準備です。
スキップから出場するBR-1メンバー(相原、阿部、新井、水竹、それに私)で試走に向かいますが、剛脚エースの新井さんが激坂区間も下ハンを持ってゴリゴリ行ってしまいます。ありゃレース以上のペースだな。それに相原さんがついていって私はナチュラルに千切れます。脚はそれなりに回るのですが、このコースでは回転だけでなくトルクもかけないといけないのに力が出ない感じです。今思えば、この時点でレースの結果が見えていました。

駐車場に戻って今度はローラーでアップ開始。最近になって完全に鉄坊になっている子供を連れてJR飯田線に向かった家族を見送り、十分に汗をかいたところで出走サイン→召集場所へ移動です。最初は前から5列目くらいのところに並んでいたのですが、最後のスタートラインへの移動時には前から2列目へ。
TRの2分後にスタートし、序盤の上り区間でも比較的楽に先頭付近を維持。でもみかん畑?への激坂区間に入るとやはり上りに強い人たちがどんどん前に上がってきます。それでも何とか先頭から20mほど遅れて下り区間に入りますが・・・あれ〜脚に力が入らない。得意なはずの下り区間でも前に上がれず、すぐに始まったアップダウン区間でも後ろからごぼう抜きされてあっという間に集団から千切れた。負荷がかかった後の疲労物質が全く抜けないままの状態ですよ。
同じように千切れた10名ほどの小集団のまま50mほど前に見える大集団を追いかけながら1周目終了。2周目の登りではようやく自分のペースを思い出して走ると、前に見える集団からの差は広がらずに走れるじゃないですか。とはいえ、この下りはテクニカルに曲がるコースなので、せっかく見えたはずの集団がすぐにいなくなってしまいます。
次第に一緒に走れるのはシルベスト氏とエルドラード氏の2名だけになって、引き続き3,4周目も登りでは前の集団を視野に入れながら走ります。その3人の中では登りと下りは私が引いて平坦では彼らに引いてもらう展開。5周目にかかった頃にTRから千切れてきたチームメイトと一緒にシルベスト氏が行ってしまうころには私もかなり脚に疲労物質がたまり気味。その頃に沿道から聞かされた先頭とのタイム差は6分40秒。そして5周終了時には7分30秒と聞こえた。少しペースは落ち気味だけど、流石に最後の1周で2分30秒も先頭集団から遅れないだろうから先頭から10分以内である完走は大丈夫だと理解していた。
エルドラード氏から少し遅れて最後の激坂に備えて力を溜めていた序盤の坂で後方から来た車に「キャップ取ってね」と言われる。え〜?こんなところで降ろされるの?さっきから後ろに車がいるのは気づいていたけど、審判車だったらしい。それにしてもこんな中途半端なところで降ろされるとは・・・。

同じようなところで降ろされたほかの人と一緒に歩道を通って戻ろうとしたとき、赤いリーダージャージの鈴木真理選手とアベタカ選手が2人で逃げている様子に遭遇。この2人が速くてBR-1の回収タイミングが早まったのだろうか。

何ともふがいない結果で情けない限り。ERレースの途中で皆さんと分かれて近くの手打ちそばを食べてから帰宅。このそばが非常にコシが強くて美味しかったのですが、これを完走してから食べたかったなぁ。
それでもJR飯田線に乗って満足したらしい子供にとっては貴重な体験が出来たようで、それは良かった。来年はもっと事前準備して来たい、との言葉もあったから私も頑張らねばいけないですね。

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