2010年4月3日

全日本実業団サイクルロードレース in 館山

結果  (BR-1) 予選2組-6位、決勝-10位 (2sec遅れ)

自分的な2010年実業団開幕戦である館山ロードに参加してきました。ここは今回が始めての自転車ロードレース開催となる館山の海上自衛隊基地の中を周回する4.8Km/周の"ど平坦"コース。距離が長いクリテレースといった感じです。
レース前に多くの人に驚かれたのですが、実は平坦コースは耐久レースを除いて初参加。どうしても高速レースになりがちな平坦レースは比較的に落車の危険性が高いのが今まで不参加だった主な理由ですが、さすがにBR-1レベルなら走行スキルも安定しているから大丈夫だろう、との判断でした。しかし、レースの前の週に行われたスキップ錬で、一番スキル的に問題がありそうなのが自分だということが判明して大ショック。コーナーの立ち上がりでダンシング時に加速が不十分で後続から追突される可能性が・・。通勤に集中してダンシング練習をやって何とかコツらしきスキルを身に付けての参加になりました。とはいえ、いきなり練習の成果を実践できるのか不安はありました。

今回は土曜に実業団レースで日曜が市民レースというスケジュールなので、金曜の仕事を早く終わらせて22時には就寝。そして深夜の3時に出発。ともにゅさん@マキシモ・シグマを拾って館山へゴー。会場となる館山海上自衛隊に6時少し前に到着するも開門が6時なので近くのコンビニで朝食を食べつつ待機してから入門。
別々に移動のチームメイトやTwitter上の知り合いなどと雑談しながら受付を待ちますが、参加人数が少ない・・。今回のレースは予選(3周)で10位以内に入れば決勝進出となるのですが、ERでも3組しかないしBRなんて2組しか組めない。予選を無くして1発決勝のほうが良いのでは?という声もあったほどです。監督会議でその案はあっけなく否定されたようで、予定通りのスケジュールとなりました。
受付が終わってコースの試走に出ると、いきなりスタート直後のクランクでイン側に大きめな舗装の穴があるし、コースを横切るグレーチングもある。バックストレート?にアプローチする区間は路面がうねっているし、突然現れる防風林区間は道幅が狭まりながらカーブ。そして砂浜の横を通る区間は路面に砂が大量に浮いている。極めつけはゴール直前の大きな舗装の穴・・。
これは十分に気をつけて走る必要があります。

ERの予選が始まっても自分のレースまで2時間以上空きます。事前の天気予報では春の陽気を予想していたのに北風が冷たくてじっとしていると寒いです。ERではマスドレースに初めて参加なチームメイトの高崎さんが終始積極的な展開で予選通過。実力的には確実にBR-1レベル以上だから順当な結果ですが、練習用の自転車&ホイール(手組み32H!)であの走りは凄い。
ER予選が終了してBR-1の1組目がスタート。風が少し強くなったのに予選から2+2名が逃げ切る展開に驚く。やはり昨年同様、BRのレースはERとは違うレベルなのか。クリテ得意な阿部さんは順当に予選通過。徐々に緊張感が増してきた。

BR-1:予選2組目(出走19名)
チームメイトの水竹さんも同じ組で参加。オフシーズンはMTBばかりでロード練習が不足しているというが、彼のレース運びはホビーレーサーの中でも一級品。強いというより上手くて平坦系のレースはめっぽう強い彼氏のことよりも自分がどうなるか依然として不安感いっぱいです。同じ組で強いのは丸山ヒデ選手@cicli HIDE、竹内選手@たかだフレンドのベテラン勢。基本的に彼らをマークしていれば大丈夫でしょう。
スタートすると江國選手@チバポンズが非常に積極的です。最初から集団を引きまくり。1周目の終盤に彼が飛び出したのを追いかけたらしばらく二人逃げ状態に。後続も追いかけてこない雰囲気だったのでしばらく併走しましたが、一旦はペースを落として集団に吸収されます。しかし江國さんはその後も何度も先頭で引き続けたり、単独でアタックをかけたりしていました。いずれも不発に終わったけど、その心意気は強く感じられました。
最終周では某チームの店長がゴール前のペースが上がった場面でチームメイトを怒鳴りつけていてちょっとびびりつつ最後のクランク部分で集団の5,6番手で進入。ゴール付近は向かい風なため、この場所での位置取りでそのままゴール出来る、との読み通りに6位で予選通過。気になっていたコーナリングについては1週間の練習の成果が出たのか、問題なくこなせていたはず。

周回数  ラップタイム 
 1  6:46
 2  6:52
 3  6:34


スキップからの参加者(BR:3名、ER:1名)は全員予選通過。BRの予選通過者は元プロや有名な平地番長達が勢ぞろいしています。パワーが無い私には厳しい展開になるのは必至。しかし最大勢力(4人通過)のスペースに次ぐ勢力なので、何とかチームプレイで対抗したいところ。

BR-1:決勝(出走20名)
予選にはなかったパレード走行後に決勝レーススタート。1周目からアタックの掛け合い+ペースの上げ下げが予選とは大違い。かなりきつい。徐々に体が慣れて集団の前で走れるようになった3周目のバックストレートで前の2名が少し離れたところをペースアップしたら6名ほどの逃げ集団になる。一時は後続から50mくらいは離れた?しかし、横風がきつくて千切れてしまいそうなところで横から「千切れてないで前につけ!」とヒデさんに言われて魔法がかかったように復活(笑)。しかしこの人数の逃げを後続が容認するはずもなく向かい風区間で集団に吸収される。
その後も逃げを吸収すべく動いたり、あえて逃げを泳がせる動きをしたりして周回は進みます。その中で強かったのは須佐選手@TEAM MILANO、橋本選手@イナーメ(元ミヤタ、ニッポ)、辻選手@CIERVO NARA PROCYCLING TEAM(元シマノ、マトリックス)、佐藤店長@SPACE、ヒデ店長、御器谷さん@CUBEと阿部さん。終盤に須佐選手、橋本選手による強力な逃げもあったものの、集団が差をコントロールしてそれらをすべて吸収して最終周に突入。
集団は牽制気味に進み、バックストレートで優勝した辻選手がパワーで先行します。これに阿部さんが反応してしまった・・。この展開になったら脚を溜めないといけないのに・・。そのことに気づいたときには私も集団後方になっていたので対応できず。本来であれば最終場面にエースをアシストしなくてはいけないのに、出来なかった・・・。
そのまま二人揃って集団後方に沈んで終了。

 周回数 ラップタイム 
 1  6:44
 2  6:34
 3  6:30
 4  6:40
 5  6:26
 6  6:33
 7  6:48
 8  6:40
 9  6:39
 10  6:35

残念な結果にはなったが、人数が少ないながら豪華な面子の中で多少なりともレースに絡む走りが出来たのは大きな自信になったのは確か。今年はチーム事情でTRの実力を持ちながらBRレースに参加する人が昨年以上に増えると思われますが、その中で伍して戦う可能性を多少は感じられたレースでした。
だからマスドレースは楽しい。

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レース中盤の画像

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