2010年9月23日

全日本実業団対抗サイクルロードレース in 日本CSC

結果  (BR-1:10周/5Km周回) DNF:8周完了時に降ろされた

当初は普段のJCRCレースなどで使用している5Km周回ではなく、大きなレースで使用される延長コースを含む8Km周回の予定でした。今までレースで8Km周回を経験していなかったので、経験者からコースの特徴を聞いたり、練習でも登りを強く走る練習を組み込んだのですが、今年の夏は記録的な猛暑+練習環境が悪化したなどの理由により、練習不足状態で臨むレースになってしまいました。春先のシーズンイン時期よりもペダリングパワー、インターバル耐性共に落ちた状態でこんな大きな大会に参加するのも気が引けましたが、4月の東日本ロードで痛恨のパンクリタイヤしてポイント数がBR-1残留に微妙な状況だったので強引に参加を決定。それに修善寺なら遠征費もあまりかからないしね。
しかし、レース前日に大雨が降ってコース整備が間に合わなかったのか、真夜中に連盟のコミュニケが出されてコースが5Km周回に変更し、距離も短くなって開催される事に。元はと言えば本当は次の週末に実施するはずだったのが、会場を確保できずに木曜日の祝日に全クラスを1日で終わらせる必要に迫られて本来の狙っていたはずの距離のレースを開催できなかった時点で例年よりも短くなっていたレースが更に短くなってしまった。こうなるとレース時間が短くなるから、最初から最後までハイスピードのレースになって体力勝負な展開になることが予想されます。そうなるとパワーで押すのではなく、展開を読んで走るタイプの私には不利な展開になることが予想されます。

早朝に萩原さんと藤崎君を拾って修善寺に向かう道中は曇り空ながら雨は降っていない。しかし箱根新道から伊豆スカイラインにかけては濃霧で普段以上に安全運転を要求される。それにしても湘南バイパスを含めて結構な距離を自動車専用道路を使ったのに無料実験区間が多かったから料金がバカ安なのはありがたい。

6時半頃に駐車場に到着すると既にスキップ車が到着していてテントや自転車台などが設置されていて、そのすぐ横に駐車できた。これはその後の出来事を思い返すとナイスな状況でした。先に行われるERでもまだレースまで2時間近くあるので、のんびりと準備している間に他のチームメイト達は試走に向かった直後に豪雨が襲来!あっという間に目の前の路面が流れる雨で川のようになる中、テントに取り残された私は1人で固定ローラーを準備してアップを開始。豪雨は20分ほど続いたでしょうか。
そんな悪天候もERレース開始前には落ち着き、彼らのレースを観戦。既に路面は乾き始めていたのでこの調子で雨が降らなければ良いコンディションで走れそう。

FRレースも終わって、いよいよBR-1の出番。エースの阿部さんと2度の骨折から復活した相原さんを新ダブルAとし、BR-1初レースとなる萩原さんと最近急激に力をつけてきた中村君、そして私の5名がエントリー。1周目からアタックする、と公言していた阿部さんをアシストすべく、上手くチームで集団をコントロールできれば良いのですが。
実はEdge500の画面がスタート直前に電源が落ちてしまって慌てて再起動したのですが、実際のスタート時間に起動が間に合わずに数秒遅れてようやくサイコンスタート。そんな作業を行っていたせいだけではないのですが、せっかく2列目辺りに並んでいたのに最初のコーナーでは集団後方になってしまった。何とか秀峰亭を過ぎて2号橋への下り区間で前に上がったら、宣言通りに阿部さんが先行しているのが見えて更に慌てて集団の前を固める作業にかかろうとしたのですが、集団のペースが速く感じられてその後の緩斜面区間でずるずると後方へ。そのまま1周目終了。8分20秒強。
このペースは確かに速いけど、驚くほどではないはず。しかしもの凄くきつく感じます。もうここからは集団の前に行く事は出来ずに後方待機。前ではオープニングアタックを決められなかった阿部さんを先頭にチームメイトが集団前方にいるのに、彼らに姿を見せる事すら出来ない状況。ヤバイ。8分28秒。
3周目になって感じるきつさがどんどん激しくなってきた。今はこうしてラップタイムを見ながら書いているけど、レース中はEdge500のオートラップ機能を使って記録したラップタイムを確認する事すら出来ずに体感では8分10秒くらいのきつさに感じていたから、力不足は明らか。8分33秒。

そしてこの頃から脚が更にきつくなってきて集団についていくのも辛い状況に。とうとう2号橋からの緩斜面で集団から千切れてあっという間にペースダウン。しかしチームメイトはまだ全員集団に残っていた。10分3秒。
5周目になったところで後続の集団に吸収され、ここからはグルペット完走を目指す。しかし、ここでも集団のペースを9分強に感じていたのに実際は10分弱だったから、弱り具合は明らか。9分53秒。
沿道にいる人が前の集団との差を教えてくれるのだが、周回ごとにその差が40秒−1分ほど広がっていく。このレースは5分遅れで下ろされるのは集団にいる全員がわかっているはずだから何とかペースアップすべく走るが、それも今ひとつ。この頃から前から徐々に千切れた人を吸収して大きな集団になってきた。9分43秒/6周目。9分55秒/7周目。
そしてとうとう8周終了前の管理塔前で赤旗を振る役員の姿を見てDNF決定・・・・・・・・・・。残念すぎる。
しかし、8分30秒ペースの集団から僅か3周強で千切れ、その後もラップタイムが10分近くもかかるようではBR-1完走は不可能だよ。いくら練習不足とはいえ、そんなレベルでしか走れなかった自分に嫌悪感を感じる結果です。

その後、レースはエース阿部さんが終始積極的な展開を見せ、なんと集団スプリントを制して2位入賞。相原さんも集団ゴール、萩原さんもアシスト作業をこなしながら完走とチームメイトはしっかりと仕事をこなしている。素晴らしい。自分もその場面に貢献したかった。

阿部さんのBR-1表彰式が終わって撤収時に、急に雷雨襲来。既にスタートしていたTRレースは一時中断&周回数短縮なんて事態になっていたみたいですが、我々はギリギリ機材を搭載できたタイミング。
今までレースでは晴れ男ぶりを発揮していた私の本領発揮、といったところでしょうか。

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