2000年8月27日

長野県乗鞍高原−

全日本マウンテンサイクリングin乗鞍

今年も素晴らしい天気に恵まれた乗鞍のヒルクライム。宿も温泉完備で前日はゆったりのんびり。寝坊して遅れそうになる人もいたが、無事に出走を迎える事が出来た。先週の修善寺CSCでのレース以降、やっとモチベーションが戻ってきてジムトレーニングと自転車通勤で付け刃の練習と前日の仕事早退で休んでこれまでの乗鞍参戦で一番の体調と言って良いだろう。今年の第1目標は80分、第2目標は83分、最低でも昨年の86分以内を目指す。

今年からCクラスでの参戦になってスタートがチャンピョン、女子/Fクラスの後で渋滞も少しは緩和されるだろう。チャンピョンクラスのスタート前に誰かがパンクしている音が聞こえた。気合いが入りすぎているのも良くないものだ。
Cクラスは参加人数が多いのでスタートラインを通過したのがスタートして20秒くらい後。時計もはライン通過から計測開始。このあとの時間は実際の時間ではなく、スタートラインからのネットの時間である。
最初の5kmくらいは傾斜が緩いのでここで頑張ってスピードを上げていく。ここまでは何となく今までよりも速い感じだったが、良く分からずに19−23Tで第1チェックポイントを通過。その後も心拍は165前後をキープしながら、快調に踏めている。中間点を37分ちょうどで通過。昨年よりも2分以上速い。
ここで最初の難関である狭く、荒れた、激坂を通過。ここではたまらず虎の子の27Tを使用。その後も少しきつい坂が続き、25Tでケイデンスのペースを戻すように努めるうちにやっと23Tでも踏めるようになってきた。そのまま第2チェックポイントを通過。このあたりでは25Tも多用するようになっていた。しかし足の状態を見ては23Tを試みる。少しでも少ないギヤを使う事によってスピードも上がるし、足がその負荷に慣れてくる事が実感として分かる。2回目の難所である激坂は時速10km以下になってしまうも、なんとか通過。ここで少しいつもの「何でこんな苦しい事しているんだろう」という疑問が生まれるが、さほど今年はその思いも強くない。それよりも少しでも速く27Tに落ちてしまったギヤ比を速く落とす事に集中し始めていた。
残り5kmの手前でもかなりの斜度の坂が待っているが、ここは25Tでクリア。心拍は170前後になっていた。残り4kmの看板前を61分ちょうどで通過。ここからの坂を平均時速13km前後で登らないと80分以内の目標は達成できない。この時点で80分は半ばあきらめ、83分以内を目指す。しかし後でそれを後悔する事になるとは・・・
残り4kmから少し緩くなった坂でペースアップして前の人を追い始めた。少しずつ追いつき始めて残り1km。ここでタイムを見ていれば良かったが、そのままゴールを見据えて登るが、結構疲労があってせっかくさっき抜いた人にも抜き返される。皆元気だなあ、と思っているうちに最後の左カーブが目前に迫ってきた。タイムを見るとなんとこの時点で79分50秒!!そうか、だから皆最後に頑張っていたんだ・・・。
結局自己計測で80分20秒でゴール。最後の数kmは看板よりも実際の距離は短いのでは?それでも自己最高を6分以上縮めてゴールしたので気分は良い。

後で聞くと、ゴール直前では「頑張れ、後少しでゴールだ!!」と自分で叫ぶ人や「もうすぐ(冷たい)ビール、ビール!!」と絶叫している人もいたらしい。確かにこれは良いアイディアかもしれんですなあ、特にビールの方。荷物を運んでくれるバスにクーラーボックスを入れておいてゴールした後の1杯はたまらなく上手いだろうなあ(^o^)。


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