2000年6月11日

長野県栂池高原−つがいけサイクル ’00

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直前に関東地方までの梅雨入りが発表されて天気が心配だったが、なんとか最後まで小康状態を保ってくれて良いコンディションだったと思う。
今年はこの大会前に2回のヤビツ練をこなしていたので、昨年のタイム(1時間14分)を上回る事を目標にしていた。今年からCクラス(ロード31−35歳)にてのエントリーで気分一新だが、このクラスはDクラスと共に最も参加者が多くてレベルが高いので気合いも入る。しかもマビックのヘリウムを投入しての初レースである。費やした額とタイムの関係が如実に分かるはず(?)。
それにしても今年から始まる2週間後に控えた美ヶ原でのヒルクライムに参加する人が多いのか、参加者が例年よりも少ないみたいだ。一緒に行われる実業団の人も昨年の全日本を控えた豪華メンバーと比較すると少し寂しい顔ぶれのようだ。なんといってもヒルクライムのヒーローである村山氏の名前が無かったのが何ともさびしい。

参加する面子はいつもの面子(佐野市のN氏とY氏)。宿は今年も定宿である栂池高原プチホテルシャンツェである。相変わらず食事は絶品で前菜のサラダから始まり、スープ、メインのチキンに至るまで手の込んでいて非常においしくて温かい料理の数々ですっかり満足。十勝産のチーズと一緒に飲む赤ワインは相乗効果で絶妙なアンサンブルを見せる。これで食事、ワイン2本込みで3人で2万7000円(一人9000円)と非常にリーズナブルなのがうれしい。

朝起きてみると小雨が降っていて少し肌寒い感じ。ウェアをタイツにするかショートパンツにするかしばらく迷ったが、雨が続いて寒くてからだが動かない最悪の場合を考えてタイツにする事に。それにアームウォーマーも装着して寒さ対策は万全。結局9時18分のスタート時には気温も大分上がってきたので早くもこの判断を後悔する羽目になってしまったが。
男子Cのスタート直前に大糸線の白馬大池駅を出た路線バスが上がってきて排気ガスを撒き散らしていった。私たちの5分前にスタートした男子Bはスタートして最初の一番きつい激坂を登っている時に路線バスが追い抜いていった為にずいぶん排気ガスの影響が大きかったようだ。この点は運営面での再考をお願いしたい。
相変わらず先頭集団は最初の2kmにわたる10%前後の激坂を文字どおり"あっ"という間に行ってしまった。周りには早くも同じような力の集団が出来てしまう。私は集団の後ろを心拍数165−170をキープしながら登っていく。今回の作戦は心拍計を通常165前後、最高でも175程度に抑えて無理しすぎないで持久力重視で時にはメリハリをつける、とした。激坂もこの作戦の為かあまり辛くなかったが、どうも昨年よりも遅い気がする。ゴンドラ駅のあたりでタイムを見ると21分もかかっている。昨年よりも1分くらい遅い。
ここから通常時の心拍を少し高めにした。私は平常時心拍が42と低いんですけど、最高でも183までしかいかないし、しかも少しでも180以上になると回復に時間がかかるので、多分他の人よりも設定心拍数は低めだと思う。
このあたりになると激坂で周りに居た集団は既にばらけてしまって前後に同じクラスの人が3人くらいになってしまった。39−25Tのギヤで心拍数をチェックしながら傾斜が緩くなるとリアを23 or 21Tにして平均14−15kmで淡々と踏み込んでいくと、中間地点が見えた。36分20秒で通過。残り4kmからしばらく続く急坂を越えてからは疲労のせいか踏み込んでいるつもりでも心拍が170を越えなくなってきた。ここからはそれまでとは違って追い込む為になるべく170をキープするようにして心がけてみた。残り3km地点でちょうど1時間。残り1kmで最後の踏ん張りを目指したが、ここで持久力を使い果たしたのかスピードが上がらず結局1時間13分20秒(自己計測)でゴール。昨年よりは1分程よくなったが、最初の出だしと1時間を越えてからの持久力に大きな課題を見つけたレースだった。

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