2001年6月10日

長野県栂池高原−つがいけサイクル ’01

白馬あたりから栂池高原を臨むと上の方が雪に覆われている。この冬はいつもよりも積雪が多かったようで、ゴール地点の植物園周辺ではかなりの残雪が予想される。例年に無く練習量が少なく、しかも大会の3日前にUS出張から帰国でまだ時差ぼけが残っている状態での大会で、とりあえず1時間20分以内であればいいかな、という状態。前日の試走でわずか30分程度しか乗らなかったにも関わらずお尻が痛くなってしまうという明らかな練習不足の症状が現れてしまい、懸念が早くも現れた感じ。
今年からいつもの中村、横瀬氏に加え、レース歴は浅いものの数々の大会で入賞歴のある前畑女史を加えた住んでいる場所もバラバラの一団で今年も定宿である栂池高原プチホテルシャンツェに到着。

この栂池はこの数年、梅雨の入りなのに雨が降らない微妙な天候が続いたが、今年も朝から気温がかなり上昇して熱いくらい。朝9時時点で25度くらいあったかもしれない。毎年の事だが、大糸線の白馬大池駅から"乗客を乗せていない"の路線バスが上がっていった。私が出場した男子Cのスタート直後にもバスが上がってきたらしいが、これは無事抜かれずにすんだ。これも毎年の事だが、是非とも乗客を乗せていないバスはこの際、運行を再考して欲しい。
スタート前のウォームアップでもかなり乳酸がたまり始めているが、悩んでもどうにもならないので、出来るだけやってみるつもりでスタートした。最初の2kmにわたる10%前後の激坂は39−23Tで案外楽にクリアしたが、いつもと違っていたのは心拍数が通常165−170のところが185まで上がってしまっていた事。しかし、今年はまったくヒルクライムの練習をしていないので、これでもいけると根拠が無いまま思い込んだがやはり後半にそのつけが現れる事になる・・・。ゴンドラ駅の横では21分。昨年とほぼ同じペース。
良い気になって引き続き39−23T、時には19,21Tで前を走る数人を数人抜かして中間点をクリア。36分40秒。練習不足にしては脚が良く回る。ここでも心拍数は通常のヒルクライムより10前後高いまま。

しかし、残り5kmの手前から脚がおかしくなってくる。少しずつペースが落ち始め、残り5kmは53分20秒で通過。ここから今まで味わった事が無い辛い道中が始まった。
今までの経験から、つがいけの後半はたんたんと同じ傾斜が続いて最後1kmからスパートをかける感じだったが、今回は完全にスタミナが無くなり、時速10km程度をキープするのがやっと。1kmあたり5分かかっていたのが、最後の1kmは6分30秒まで落ち込む始末。とにかく脚を地面に付かないようにそれだけを考えていた。既に心拍を確認する余裕も無く、後続に抜かれまくる状態。最後の5kmは28分もかかって1時間21分37秒でゴール。ゴールしてからもしばらく動けない状態でダウン・・・。

結局、下りも体力を使い果たしてしまったのか、途中で軽く落車したし、散々な結果だった。一緒のクラスで参加した中村氏は1時間8分前半、今年最後の男子Bだった横瀬氏は1時間11分台、なんといっても女子一般で参加の前畑さんが3位に入賞する素晴らしい結果。
初めて知り合いが自転車の大会で表彰式に臨むのを見て「いつかは」と思うも、今年は1から鍛え直さなくてはいけない自分の状態を省みて気合いを入れ直していきたい。

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