2005年8月6日

茨城県筑波サーキット−筑波夏の8耐

前夜に通勤から帰ってきた時にヘルメットに付いた汗を洗い流した水分が1晩経っても熱帯夜の気温の中、乾きもせずに残っています。ということは朝から気温が高くて湿度も高いことが明白。すなわち熱中症になる確率が高い気候といえます。事実、レース会場では救護車が落車による怪我人と共に熱中症の患者をピストン輸送していました。

迎えに来るはずの人間が寝坊してスクランブルで自分の車を出したりして当初の予定より会場入りは遅れましたけど、何とか無事にテント設営を終えてまずは一安心。この時に既に着ていたシャツは汗まみれ。筑波では2回目の登場になるポン!ジャージに着替えて試走開始。最初は試走時に体に受ける風が気持ちよかったけど、すぐにそれが生暖かい風になって再び汗が吹き出てきます。試走だけでボトルに入れていた水は無くなってしまう勢い。今回は申し込み期限ギリギリに申し込んだチームが参加を断られたという話もあって、さすがに参加チームが多い (384チームが申し込んでいた)。試走時にも今までに無いほどの人数がコース上に出ていてちょっと怖いほどです。
今回は春に受けた落車の記憶が生々しくて最初の出走は謹んで辞退。後輪に装着したカーボンホイール用にブレーキシューを交換しながら (先にやっとけよ>自分) スタートライダーを見送る。

レースが始まって約1時間後にようやく自分の番になる。まだ真夏の太陽が遮る物の無い筑波サーキットを照らしています。とりあえず無理しないように意識しながらコースイン。すぐにまあまあのペースの集団を発見。3分10秒前後で周回します。7周目に後ろから特急列車が来たので思わず乗車。一気に3分前後でのラップタイムに上がります。そのまま31分15秒/10周で1回目の周回は終了。心拍的には余裕あったけど、こんな気象条件で体温が上がっての走りはやはりきつく、なかなか体温が下がらない。この周回の平均気温は何と37℃!。きっと路面は50℃近くになっていることでしょう。水を頭から被ったり日陰で涼を取ろうと心がけましたけど、それでも体温が下がらない。2回目の出走の10分前になってようやく体温が戻ってきました。

2周回目、今度は良い集団が見つからない。仕方ないので自分のペースを守りながら一人で3分15秒前後で走っていたら、いつの間にか後ろに金魚の糞が繋がっていました・・。それでも気にしないでいたら6周目にようやく特急列車が到着。再び3分5秒前後のペースに上げましたが、まだまだ日差しは衰えない。またしても体温の上昇を感じて3周で自ら集団から離脱。そのまま流して31分59秒/10周で終了。平均気温は前回と同じ37℃!。今度はサーキット内のレストランで軽く食事しながら体温の低下を待つ作戦に切り替え。今度は無難に体温を戻すことに成功。
3周回目も前回と同様の展開。途中から特急列車に乗車して32分10秒/10周で終了。そして平均気温はまたしても37℃!どうなっているんですか、今年は?今まで参加の夏の8耐の中でも1,2を争う暑さ。

最後はラスト前のライダーとして出走。ようやく気温も下がってきて (それでも平均気温は33℃でした) 少しは走りやすくなってきました。最初から良い集団が追いついてきてそのまま3分5秒弱で周回開始。集団は10人程度でしょうか。でもローテーションに加わっているのは半分くらい。ラスト前なので、途中からライダー交代のために抜ける人が出るけど、加わる人もいて集団の人数もローテーションを回す人数も変化なし。それなりにローテーションもうまく回って気持ち良いです。今回の筑波は主催者から速度差があるライダーをコース上で抜くときは左側を通るように周知されていてうまく機能していたので、いつもよりもスムーズに周回遅れをパスできたのも気持ちよく走れた一因でしょう。28分/9周でなかなか楽しい走りでございました。

最終ライダーの走行はいつも通りカクテル光線に照らされた快速大集団が風を切るものすごい音を立てて通り過ぎていきます。その光景を見るのも楽しいし、走るのはもっと楽しいはず。自分は今まで最終ライダーを経験していない人にこの立場を譲るつもりですけど、もっと多くの人にこの快感を味わってほしいものです。

結局、2リットルの水を2本、500mリットルのコーラを3本、1リットルの麦茶、更にかき氷3杯の7リットル弱の水分を摂取したけど、1日の水分排泄は僅か2回。後は全て汗となって出て行ったようです・・。それでもポン!チームは全員、痙攣することもなく無事に完走を果たして非常に良かった。

翌日によく見たら後輪に使っていた古いZIPPカーボンホイールで一部割れている部分を発見。レース中に分解しなくて良かったです。春の8耐で割れた前輪に続いてとうとう長年筑波で使ってきたZIPPホイールは姿を消すことになりました。来年からはどのホイールで参加してやろうか。


inserted by FC2 system