2000年10月8日

静岡県ヤマハテストコース−袋井6耐

9月に出る予定だったレースを用事でキャンセルしてしまったものの、今年はいつもよりも走り込んでの参加になった。今回は3人と4人の2チーム編成での出場。前日に焼肉を腹一杯食べて下りに備える私たちである。

天気は暑くも無く寒くも無い絶好の日和で行われた。今年はブリジストンアンカーから前日本チャンピョンである藤野選手やスバルミヤタレーシングの栗村選手などの実業団選手からなる"ドリームチーム"が特別参加した。日本のトッププロの走りを目の前で見る絶好の機会であり、スタート前からいくつかのチームからはドリームチームを意識してるような雰囲気も漂っていた。今回はスターターだったので、とりあえず早めに先頭集団に入り自分もプロの走りを見てみたかった。
スタートすると前日の1時間耐久で最初にかなり派手な落車があったらしいので、その影響なのか、先導するバイクが結構長い時間前を抑えていたので、楽に先頭集団に追いつく事が出来た。といっても最初の周回は8分14秒となかなかの速いペース。2周回目の途中でドリームチームの近くまで上がる事に成功。それまでは集団の中で若干ペースの違いのある人の為にちょっと落ち着かない雰囲気だったが、3周回目にはやっとペースも一定してきて良い感じの集団になる。50人以上の集団の中で一度も落車が無かったのはラッキーだったか? 目の前にいるのは、どうやら藤野選手のようだ(間違っていたらごめんなさい)。ペダルの回転がスムーズで坂を登っていても乱れがほとんど見られず、美しいフォームである。先頭は結構入れ替わっているようで平地では50km以上、唯一の急坂でも30km前後と言うペースが変らないまま、7分30秒前後で3周が終わった。予定では4周する予定だったので、最後の週は集団の前方で展開し、最終コーナーではしばらく先頭で集団を引いてみた。かなりきつかったっす(^^)。

その後、2チームとも順調な滑り出しで順位も総合で"袋井でポン!A"が40位台、"袋井でポン!B"が70位台とまずまずの状態。しかも、Bチームは男女混合クラスで一時5位まで順位を上げて入賞圏内を数時間キープする勢い。
3時間を過ぎたあたりから多少疲れが出てきて、坂を登る足にあまり力が入らなくなってきたところに後ろからあっという間にドリームチームに抜かれた・・・ 彼らは最初から7分半ばから後半のペースを維持しているようだ。流石に草レーサーの強者どもも付いていけていないようで、ひとり旅だった。これはイカン、と必死に追いつくべく得意の下りと平地で踏み込んだが、少しずつ離されていく。当然の事ながらレベルが違いすぎる。

そうこうしているうちに終わりの時間も近づきつつあり、我が2チームの総合順位もさほど変動もなく健闘を続けていた。今年は私が最終走者を努める事になり、最初と最後を両方とも走る羽目になってしまった。
やはり最後はペースが速い。最後の2周は、ほとんどスタートと同じような感じで8分/周での走行になってしまった。特に最後の周回では、第一コーナーを抜けるまで集団が息を潜めていたのが、「いくぜー!」という声がどこから聞こえると同時に集団が一気に活性化。怒涛の走りでゴールになだれ込んだ。私は最終コーナー手前まで集団の前の方にいたが、ラストスプリント出足が残ってなく、最後は一気に抜かれて集団中段でのゴール。

今年の袋井は結局ラップタイムが9分台に落ちたのがライダー交代時の1回のみ(実質全てで9分以内)という今までで一番満足できる結果になった。袋井はトレーニングしてから出ると結構走れて楽しいが、練習できていないと辛いコースなので、面白いですね。

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