2007年9月9日

JCRC第七戦日本CSC

結果 (10周)7位(1:36:17.982、3:01.142sec遅れ)/39人出走

7月のJCRC群馬レースにエントリーしていたけど、台風でDNSだったこともあって今年のマスドレース参加は4月のJCRC群馬以来、と4ヶ月以上も間隔があいてしまった。そろそろレース勘を戻さなくちゃ。
しかしこの日はツール・ド・おきなわに向かう飛行機チケットをマイレージで予約しなくてはいけない日。この予約はマイレージ所有者本人が行う必要があるので、家人には頼めない。幸いにもスタート時刻の前に電話による予約受付が始まるので現地から予約作業をするしかないな。例年、この電話予約は回線が繋がりにくくなって苦戦するので最悪は会場横まで自転車を持って行きながらのDNSの可能性もあります。どうなることやら。
関東地方に甚大な被害を与えた台風9号が去った前日(土曜日)のチーム 錬では要所で心拍を上げつつ全体的には流し目の練習で肉体的な疲労はほとんど感じない。体調は良いほうでしょう。
今年は例年より登りでも走れるようになっているとはいえ、過酷な修善寺コースでAクラスの面々を相手にどこまで自分が走れるのか現在の自分の力を相対的に知ることが出来るはず。

朝3時半に川本さん、4時に中西さんを拾って修善寺にゴー。箱根もとい、TOYOターンパイクの通行開始時間(5時半からだって。知らなかった)前に早川料金所に着いてしまって10分ほど待つハプニングやその後の伊豆スカイラインで別ルートで来ていた丸山号に追いついて期せずして同じチームが集まった偶然等があって6時過ぎに日本CSC駐車場に到着。
まだ自分の走る方と予約の方の両レース開始まで時間があるので、道中で購入したお好み焼き弁当なぞを食べてから近くにいた他チームの知り合いの面々に敵陣偵察を兼ねて挨拶まわり。
今年は全体的に例年よりも参加者の面子が少ない&薄いようですが、Aクラスはなぜか昨年並みの人数で有名クラブチーム&過去に実績がある名前もちらほら。それなりに厳しいレースになることは確実でしょう。

7時40分のZクラススタート時点では薄曇だった天気が8時を境に太陽がじりじりと照りつけて次第に蒸し暑くなってきました。この時間帯のレースでCクラスの川本さんが6位入賞を決め、良い流れが来ているようです。しかし予約争いに勝ち残らないと走ることさえ出来ない身としては彼氏の結果を喜ぶ時間さえ限られている。
そして9時の時報を合図にマイレージセンターに電話!なんとラッキーなことに2分で回線が繋がった!これでアップする時間を確保できるぞ、と喜んでいたら私の条件による予約受付は実は9時半から開始される、と言われてガックシ。なんだよー、9時半に電話しても回線が混雑してしまって繋がりにくいじゃん。もし繋がっても他のクラスがレース中のコースでは試走できないし、ローラー台は駐車場に停めた車の中なのでアップもできない。うう、きつい条件になってきました。仕方ないので草むらの上でストレッチを入念に行って、さあM(マイレージ)クラスの戦いが始まりました。
(この戦いの詳細は省略・・) 壮絶な戦いの末にチケットを確保して既にスタート地点に並んでいたAクラスの最後尾に着いたのはスタートの2分前。走る方のレースよりも緊張したぜ。

で、ようやくレースが始まる。この参戦記も1200文字以上を費やしてようやく本編が始まる(苦笑)。

スタートして最初の緩斜面で一人が猛ダッシュで集団から抜けていくのが見える。でもこちらは最後尾スタートだったこともあってまだ集団後方だし、他の人も誰も追わない。結局誰も同調者がいなかったこの逃げは彼氏が自発的に戻ってきておしまい。
アップ不足の私の状態は・・・やはり心拍が全く上がらない。2号橋を過ぎた長い坂でも心拍計は162-165bpmまでしか表示しない。既に30℃を超えているはずの気温なのに、運動を始めたばかりの体は汗も出てこない。その状態でこの高負荷運動は辛いよ。心拍が上がらない状態で回すペダリングをすると負荷を上げられないので集団から遅れそうになる。仕方なく重いトルクで踏むペダリングで何とか集団前方を維持すべく走るが、気持ち的には千切れる寸前。それでも集団のペースが遅めだったこともあって集団内に踏みとどまる事ができた。1周目は8分48秒。もし8分30秒で行かれたら即切れだったな。

2周目からは数名が登りで様子見のペースアップを試みるが、必ず誰かがチェックに入ってくれるので逃げは決まらず。私は相変わらず心拍が上がらずに我慢の走りを強いられる。体が重い。テクニカルなコーナーが連続する秀峰亭からの下りでなぜかタイヤのグリップをあまり感じないので、なるべく直線的なラインを選んで走るが、どうも他の人と走行ラインが違うようで少し迷惑をかけたかも。
2周目は9分6秒、3周目は9分12秒。あらら?タイム的には"遅い"はずだけど案外ペースが上がらないどころかラップタイムが落ちているぞ。暑さがかなり集団へのダメージを与えているのかも。個人的には非常に助かった。しかしこちらも予想外に重いギヤを踏んできたダメージが蓄積されてきた。

4周目になってようやく心拍計が170bpmを超えた値を表示するようになり、汗もずいぶんと出るようになってきた。すると多少は体が楽になってきたので、ようやく集団内の位置取りが楽になってきた。ここまで白ジャージとオーベストの若者が積極的に走っていて特に白ジャージの彼氏は時折ペースアップして誰かを誘っているけど相変わらず同調者がいないので戻る、を繰り返している。
それ以外にはパインヒルズ、たかだフレンド、コムレイド、それにすね毛が伸びている彼氏が強い。時折ハマー、マリアローザも姿を見かける。9分6秒。

5周目辺りから次第に揺さぶりが始まる。長者が原からのヘアピンや2号橋からの登りで頻繁にアタックがかかり、ようやくそれに対応すべく前を追う走りが出来るようになってきた。そしてこの頃からタイヤのグリップ感が戻ってきてようやく下りも普通に走れる。うむむ、モチベーションでグリップの感触って変わるのかな。集団の人数を確認すると12名ほどになっていたようです。
5周目、9分31秒。6周目、9分53秒。

この頃から白ジャージがしきりと集団の様子を伺っている。そしてとうとう7周目になって単独で行ってしまった。そしてオーベストの若者もしばらくして飛んでいった。この2人はそのまま集団より20秒ほど速いペースでラップしたようでホームストレートでどこかのチームが集団に教えてくれる情報から聞こえるタイム差は広がるばかり。その後はパインやコムレイドが抜け出しを試みるけど成功せず。
7周目、9分56秒。8周目、9分59秒。

9周目の長者が原への登りの頂上で満を持して たかだフレンド氏が飛び出した。下りも踏み捲って逃げる気持ちが良く分かる。1名がすぐにフレンド氏に追いつき、他にも数名が追いかけ始めたが、追う集団の2番手で走っていた人がヘアピンで落車。落車した人は中盤まではほとんど姿を見なかった人で7周目から前に出てきた人だったけど、他の人と比べて走りがきつそうな感じがあってすぐ後ろに付かないように用心していた。おかげで巻き込まれずにやり過ごすことができたぜ。
ここで逃げ始めた2人との差が開いたけど、秀峰亭からの下りと続く登りで追いついた。しかしこの坂の中盤で4名が徐々にペースアップ。それまでであればそれくらいのペースアップでも何とか付いていけたのに、とうとう離される。ここで前に行ったのは先にマークしていた人たちで、その意味では面子の見極めは確実にできていたことになる。まあ自分が前に出られなければいくら見極めができていても意味ないのだが。
離れる4名(=入賞ライン)と私の速度差はせいぜい1-2Km/hでも、それが追いつけない。1号橋に下る頂上では20mほどの差がついてしまった。この下りで追うべく踏み込むけど、差は詰まらずにゴール前の激坂では逆に離れてしまう。
この周回でとうとうラップタイムが10分を超える。10分15秒。

最終10周目のホームストレートの緩斜面が終わった頃には前の4人とは50m位の差が付いてしまった。一緒にいたのはあと一人。7,8位争いになってしまったよ。
気持ちを切らさないように彼氏を引き連れて2号橋からの坂で踏んだら離れていった。これで7位確定。最後はペースを落としてゴールラインを超えました。最終ラップは10分31秒。

Aクラスが終わってしばらくしてゴールしてきたSクラスの知り合いの面々とレース後に話していたら急に空が暗くなって雨粒が・・・。速攻で駐車場に戻って自転車を積み込んでから日本CSCを後にしました。まあこの雨が降る状況を読んでいたから表彰式に参加しなくてもすむように7位だったんだよ!、と同行者に強引な恩を売ったのは言うまでもない(^^;;;。
海老名SAで遅い昼食を食べて東名に戻ったら大和トンネルの前で4台の玉突き事故の発生直後だったようで渋滞が発生し始めていたけど、数分の遅れで済んだ。あと10分帰りが遅かったら大渋滞に巻き込まれていたでしょう。
雨も渋滞も若干かすりながらも間一髪で逃れたし、全員怪我なく帰れたから良かったよかった。


アップ不足のまま臨んだレースとしては予想以上に結果が良かったけど、一度も集団から逃げを試みることすら出来なかった。その意味では順位こそまあまあですけど力負けしたともいえる結果でしょう。厳しい局面になっても踏める精神力と経験が必要か。
しかし、その一方で登りの平均速度では悪くない感触を掴んだのも事実。精進しましょう。

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