2003年6月8日

長野県栂池高原−つがいけサイクル ’03

今まで3回つがいけサイクルに参加していたが、これまでの感覚では最初の激坂さえ越えてしまえばあとは乗鞍よりも楽だと思っていました。それでも巷では栂池の方が乗鞍よりもきついという話だし、他の人に聞いてもそんな感じ。でも、今回初めてそれが本当である事を実感した次第です。

昨年は私事により参加できなかったけど、今年も定宿である栂池高原プチホテルシャンツェに到着。そういえば、3年くらい前から実業団の人が同じ宿なのは知っていた。今年になってそれがセレーノ・ヤマダマリアローザの皆さんである事が判明。同じ関東の強豪チームと同じ宿だったなんて光栄で御座います。
食事は相変わらず堪能しました。特に甲羅だけで10cm以上あるようなカニを一心不乱に食させてもらい、料金の割が合わないんじゃない?という中身。大変宜しゅう御座いました。いつものようにワインを飲んで22時には就寝。夕方から結構激しい雨が降っていたけど、天気予報では良くなる方向だったので、心安らかに(酔っ払って?)眠りにつく。

当日は朝から良い天気。ここは梅雨入りしていても何故か雨に降られた経験がない。今年はこれまでになく練習が出来ている自覚はあったけど、目標はこれまでのベストから若干速い1時間10分にしていた。
おいらの参加するCクラスは最後のスタート。300人以上も参加している実業団や他のクラスがスタートしてやっと、自分達の出番。すっかりウォームアップの効果は薄れてしまった。今年もスタート直前にパンクした人がいたけど、その人の力が抜けるような「あ〜ぁ」という声は心情が良く分かって切ないものであります。

9時35分にスタート。始まってみると、今まではコーナー2つで先頭集団から離れてしまっていた。でも前の方では2人が飛び出しているものの、その後の10人弱の集団は前に見えるし、自分はその次の第2集団内でついているという、自分でも驚く状況になっている。心拍も170−175を維持。それで39−21Tを回しているんだから、随分進歩したものだ (当然ですが、レース中はそんなこと考える余裕ないです)。
温泉街に入って強豪のチーム物見山所属の中村さんが第2集団から飛び出すのを見送るが、それ以外は4人くらいの集団のままでゴンドラ乗り場まで到達。ここで17分過ぎだったか。
98年のTTではここから50分かかっているので、同じペースで行けば目標達成。ここから3人で前の中村さんを追うが、次第においらの脚が回らなくなってくる。何とか、中間点付近までは耐えたが、ダメ。千切れました・・・そこから自分のペースで登っていったが、後から違う2人に追いつかれてしばらくついていったが、これも2Km程度で千切れる・・・
ここまでは39−24Tを基本に少し平坦になるとリアを21,19Tにしてスピードアップを図るが、ここってこんなに平坦が少なかった?傾斜はこんなにきつかった?時々、精神的にきつくなってくるが、何とかペース維持を図る。それでもこれまで最速の44分40秒で残り5Km地点を通過。ここから、4分/kmを維持しながら自分のペースを守る。時折現れるつづら折りの勾配もダンシングを交えながら通過。確かに今までのヒルクラでの自分のスピードよりも速いペースでつづら折りをクリアできている感じ。
残り2km地点辺りで後から良い勢いで来た人がいたので、連れていってもらおうと思ったが、またしてもすぐに千切れる・・・そんな勢いがあるなら、もっと前から連れていって欲しいなあ。残り500mでもう1人来たので、さすがにそれにはついていって最後のゴール前で何とか振り切ってゴール。

タイムは今までのベストから8分以上良い1時間4分50秒。クラス20位でフィニッシュ。自分なりにつがいけに12%程度上乗せすれば乗鞍のタイムだという感じがあるけど、それを信じれば、乗鞍では1時間12分前後になってしまう。俄かには信じられないけど、これが練習の成果なのかな。温泉街で先に行った中村さんは1時間1分47秒とクラス10位。乗鞍換算で1時間8分台。さすがでしょう。
最初においらがついていった残り2人はそのまま行ったようで、中村さんから少し離れた11位、12位。あれについていければ・・とも思うが、今の力では仕方ないところだろう。今後はリア23Tでクリアできるようにすれば更なるタイムアップも図れるかな。それでも、今年の最大の進歩は、最高心拍数180を最初の激坂の途中とゴール直前で記録している事だろう。持久力が上がってきている証拠。

一緒に行われた実業団ではトップは51分30秒で、100位でも58分30秒。自分と比べるレベルではないのは分かっているけど、別次元の世界だなあ。


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